化学物質運搬タンカーのタンク内で男性みつかり死亡確認 有害成分が残っていた可能性 神戸空港沖
3日朝、神戸空港沖で積み込み作業のためいかりをおろして停まっていたタンカーで、38歳の男性船員が意識不明の状態で倒れているのが見つかり、その後死亡しました。 3日午前8時ごろ、神戸空港沖で、化学物質を運搬するタンカーの船長から「タンク内で乗組員が倒れている。呼びかけても反応がない」などと、神戸海上保安部に通報がありました。 海上保安部によりますと、荷物の積みおろしのために神戸空港沖にいかりをおろして停まっていたケミカルタンカーで、高さ約4メートルのタンクの中に、男性船員(38)が意識不明の状態で倒れていて、病院に搬送されましたが、その後、死亡が確認されました。 当時、タンクは空でしたが、以前は接着剤や塗料などに含まれる化学物質・トルエンが入っていて、有害な成分が残っていた可能性があるということです。 神戸海上保安部は、作業の安全管理など事故の原因を詳しく調べることにしています。
ABCテレビ