「誰の家なの?」「同居か?」 井戸田潤、大倉士門も苦悩…「過干渉な義母」にモヤモヤする“夫たち”
先月、大倉士門さんがテレビ番組で「義母が毎回同じマンション(の別部屋)に引っ越してくる」と発言し、同番組に出演していた井戸田潤さんも「義理のお母さんが言うことが絶対、前回の結婚はそれで失敗」と力説して話題となった。 【図】意外…? 離婚件数はここ20年ほど減少傾向 嫁姑問題は昔からよく聞くが、夫側が「過干渉な義母」にモヤモヤを抱えているケースも少なくないと思われる。 共働き世帯が多い今、近くに住み家事・育児を手伝ってくれる親の存在はありがたいものだ。しかし新学期を控え、子どもの進級・進学をきっかけに義母を頼ろうと考えている人も多い今、思わぬ“義母問題”に直面する人もいるかもしれない。
「夫と義母」うまくいく人、いかない人の“違い”
夫が義母を「過干渉」と感じてしまうケースに共通点はあるのだろうか。数々の離婚問題と向き合ってきた安達里美弁護士は「“過干渉”と感じるラインは人それぞれなので定義できませんが…」とした上で、「客観的に見て『度を越えている母子関係の密着さ』が見られる場合は、トラブルになる可能性が多いのではないでしょうか」と指摘する。 「夫婦に子どもが生まれた場合、一般論として妻の実母が子育てをバックアップすることは、妻の心身の安定に寄与することが多いです。 これに対して夫が『自分も育児に参加したいけれど、どうしても限度がある。自分がまかないきれない部分を義母が手伝ってくれているおかげで妻が機嫌よく、心身を病まずに子育てできていて家庭・夫婦の円満が保たれている』と義母に感謝する心持ちになっている場合、義母との関係はうまくいくと思います。 ただ、夫が休日に自宅で子育てができる状態のときにも毎回義母が手伝いにやってくる、家族旅行に毎回義母がついてくる、夫が帰宅する時間に毎日義母が家にいて夕ご飯も食べていく…となれば、『誰の家なの?』『同居か?』と、うんざりするのではないでしょうか」 一方で、妻側からは“別の景色”が見えていることも少なくない。 「妻としては、夫がきちんと子育てに向き合わない(仕事が忙しくて物理的に向き合えないケースを含む)から、実母の手を借りざるを得ない状況になっているわけです。 夫が妻の実母にうんざりしていたとしても、『あなたが十分に育児に参加してくれれば、実母の関与を減らしたりなくしたりできるのよ!』『実母だって大変なのよ!』と思うかもしれません」(同前)