山口市中心商店街で初の「萌えサミット」 サブカルで街づくり、次の世代へ
サブカルチャーイベント「萌(も)えサミットinやまぐち市」が11月10日、山口市中心商店街で初めて開かれる。主催は、地元有志や県内のサブカルチャー団体、大学生などで構成する実行委員会。(山口宇部経済新聞) 【写真】過去の開催の様子 「サブカルチャーでまちづくり」をテーマに、2011(平成23)年に周南市で始まった同イベントは、周南市を中心に美祢市や山口市、下松市、宇部市など県内で20回以上開催してきたが、「一定の役割を果たすことができた」ことで昨年幕を閉じた。 実行委員会の今治総一郎代表は「サブカルチャーというものを一般の方がいきなり見ると驚かれると思うが、そうした抵抗感を少なくし、浸透させるという土台作りの役割は終えたことで、昨年『ファイナル』と銘打った。開始から13年がたち、場所や内容も含めて新陳代謝を促そうとメンバーも若手に代替わりし、次の実行委員長と縁のある山口市で新たな幕が開く」と話す。 当日は、「中市コミュニティホールNac」をメイン会場に、声優・篠原侑さんのトークショーや、宇部市出身のミュージシャン・ヒゲドライバーさん、アイドルグループ「L.U.R.E.」「Eclair Eclat」「Dear Princess」のライブや「WEGOOD」のダンスパフォーマンス、プラモデル展示などを行う。 商店街全体やJR山口駅でもイベントを展開し、コスプレやカードゲーム大会、アニソンDJやバンド演奏、ヒーローショー、痛車やイラストの展示、コラボメニューの提供などを行う。 今治さんは「内容はこれまでと大きく変わらないが、新しい場所で新しい人たちによるチャレンジを見てもらいたい。街の活性化を図るために活動しているので、街のためになることも知ってもらいたい」と話す。 「商店街や市役所の方々、大学生と一緒になってイベントを作り上げ、多くの人を呼び込むためにも街の中で開催することに意味がある。コスプレイヤーが闊歩するなど、この日だけは商店街の色が変わりサブカルチャーが独占するようになるが、その中に自分の好きな分野が必ずあると思うので、それを探すのを楽しんでもらえれば」とも。 開催時間は10時~16時。雨天決行。「中市コミュニティホールNac」多目的ホールへの入場には入場用リストバンドが必要で、価格は2,000円。
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