保育園の“謎ルール”を現役保育士に聞いてみたら…「ベテランが幼児クラス」「担任はどう決める?」
保育園入園、それはつまり、育児と仕事に追われる日々のスタート。「“保育園の洗礼”って何?」「保育園のいきしぶりどうしたらいい?」「お友達とのトラブル、親はどうするべき?」……そんな不安を感じるパパママに贈る、『保育園一年生』。6人の保育の専門家たちと60人の先輩パパママたちの知識や情報、ハックなどをまとめた“秘伝の書”から、育児と仕事の両立させるコツを一部をご紹介します。 仕事が休みの日に保育園に預けるのはアリ? 現役保育士が答える、その時「絶対にやってほしくないこと」とは
質問:担任はどう決まる??主任さんって何? 保育園の謎ルール について教えて!
この質問に答えてくれるのは…… 現役保育士・はる先生。 回答:担任は園長と主任が話し合って決めることが多いです 保護者の方がもっとも気になるのは「どうやって担任が決まるの?」ということでしょうか。 説明の前に、私立園の役職についてご紹介をしておきますね。 理事長(法人本部におり、基本的に保護者との接点はない)→園長→副園長→主任→副主任→クラスリーダー(専門職リーダー)→クラス担任。 園にもよりますが、これがよくある保育園の役職です。 担任を決める際は、子どもたちとの相性や持ち上がりを可とするかなどを考慮しながら、園長と主任が話し合って決める園が多いと思います。 よく、ベテランの先生が幼児クラスを受け持つのでは、などと言われますが、そんなこともありません。 在籍する先生のキャリア、今後の課題、いろんな要素を加味して担任は決まるので、そこで働いている保育士でも 的中させるのは至難の業です。 退職や転園する先生、新しい担任の発表を年度末の3月31日にする園や、4月1日に事後報告という園もあります。これは、早く発表することで、「あの先生が担任は嫌」とクレームが入り混乱するのを避けるためや、最後だからと保護者からプレゼントなどの気遣いをいただかないようにするためなことが多いようです。 保育園の運営に関しては、園長先生の人柄や考え方によって、園の方針が決まる部分が大きいと実感します。これから保活をする方は、保育園に問い合わせをしたり、保育園見学をするときなどに、園長先生の人柄もチェックしておくといいと思います。
はる先生 関東の私立保育園で働く保育士。小学生と保育園児の母。大学卒業後、12年間保育士として勤務。これまでに5園を経験し、現在の園では副主任を務める。SNSではトイレトレーニングや保育士の仕事、保護者からの困り事の伝え方などを中心に、「保育士が教える保活と保育園の気になること」を発信している。