レクサス新型「最高級ミニバン」発表! 超豪華な“6座仕様”なぜ投入? “全席”ファーストクラスな「LM」登場
レクサス最高級の「LM」に6座仕様登場!なぜ?
2024年05月09日、レクサスは、高級ミニバン「LM」の国内仕様のラインアップに6座仕様車の“version L”を追加設定したと発表しました。 元々、より豪華な“4座仕様”を展開していましたが、なぜ6座仕様を追加したのでしょうか。 【画像】超カッコイイ! レクサス新型「最高級ミニバン」画像で見る(30枚以上)
LMは、2019年4月に中国レクサスブランド初のミニバンとして主に中国やアジアの一部地域で展開されました。4座/7座仕様を設定し、幅広いユーザーから人気を博したといいます。 2023年4月18日には2代目となる新型LMが世界初公開されました。近年のラグジュアリーマーケットにおける価値観の変化を受け、車名が意味する「ラグジュアリームーバー」としての価値や存在意義を改めて見直し、全面刷新が行われています。 ボディサイズは、全長5125mm×全幅1890mm×全高1955mm(上海モーターショー出展車両)と、従来モデルより全長は+85mm、全幅は+40mm、全高は+10mm拡大しています。 エクステリアは、レクサスの新たなアイデンティティであるスピンドルボディをさらに進化させ採用。グリルをボディ同色とすることで、ボディと一体となったようなシームレスな表現へと変化させるほか、周辺部品との境界の段差を極力減らすことで、ボディとより融合した構成とし、空力性能や冷却性能、操縦安定性を高めています。 また、フロントアンダーパネルにも、ゴルフボールのディンプル加工のようなくぼみが掘られており、これも空力性能や操縦安定性に寄与しているといいます。 インテリアは、室内高のあるパッケージを生かしながら、広く心地良い空間を水平・垂直を基調としたシームレスなデザインテーマで表現し、リビングのようにくつろげる世界観を追求しています。 また、先代モデルと同様、3列シートの6/7人乗りに加え、ショーファードリブン(主にお抱え運転手がドライブし、オーナーやゲストは後席でくつろぎながら移動するクルマ)としての用途を想定した4人乗り仕様をラインアップ。4人乗り仕様には、前席と後席の間にパーティションが設置されるほか、48インチの大型ワイドディスプレイや、昇降式スモークガラス、冷蔵庫、専用の独立シートが採用され、ショーファードリブンカーにふさわしいリムジンのような室内空間となっています。 日本では、2023年に4人乗り仕様車の“EXECUTIVE”を先行投入していましたが、今回6人乗り仕様“version L”が追加されました。 6人乗り仕様は、4人乗り仕様と同様に「素に戻れる移動空間」をコンセプトに開発。クルマとしての素性を徹底的に鍛え上げ「対話のできる走り」を追求したほか、運転する楽しさと、乗り心地や静粛性を両立したといいます。 ビジネスやプライベートを含むお客様の様々な利用シーンを想定し、開放感と見晴らしに配慮しながら、多人数乗車においてもパーソナル感を尊重したリラックスできる室内環境づくりに力点を置いています。 2列目シートは、特性の異なる2種類の衝撃吸収材と柔らかな表皮を使用することで、停車時から走行時まで乗員を優しく包み込みながら支える構造に。 またレクサス最高級本革であるL-ANILINEも使用されており、実際座ってみると、その質感・座り心地はこれまでのクルマと異なる次元の高品質さを感じることができます。 3列目シートは、2列目シート同様に乗員を優しく包み込みながら支え、ゆったりと座れるようシートバックとクッションに厚みを持たせています。 さらに、リクライニング時により自然な姿勢を保てるよう、シートバックの形状を最適化、広々とした空間も相まって3列目でも十二分にラグジュアリー感を味わえる空間となっています。 インテリアだけでなく、乗り心地の面においても乗車位置の違いから、専用チューニングを実施。しっかり乗員全員が、「素に戻れる移動空間」となっています。 そんな6人乗り仕様ですが、なぜ日本での導入も行われたのでしょうか。 これについてレクサス LIZ 製品企画 主幹 落畑 学氏は以下のようにコメントしています。 「ショーファードリブンな4人乗り仕様だけでは、ユーザーは限られますが、6人乗り仕様であれば、多くのお客様を送迎する方や、ファミリーなど、より多くのお客様が対象に広がります。 高い完成度を誇るLMをより多くのユーザーに味わっていただくことができるようになりました」 ※ ※ ※ 価格は、1500万円からと超高価なだけに町中で見かける機会も多いとは言えないLMですが、実際にその内外装を見ると、厳かな豪華さの中に、さまざまな配慮や作り込みを感じることができます。 前述の落畑氏は、「ぜひ色々な人に触れてみて欲しい」ともコメントしていました。実際に見る機会に恵まれた方は、“レクサス最高級”をじっくり感じられることでしょう。
くるまのニュース編集部