ロドリゲスに続きJ・モロニーも「ネリを止めるだろう」井上尚弥の勝利を断言 ともにモンスターとの対戦経験持つ世界王者
米メディア「ボクシングシーン」は28日(日本時間29日)、WBO世界バンタム級(53・5キロ以下)王者ジェーソン・モロニー(オーストラリア)のインタビューを掲載。5月6日に元K―1王者の武居由樹(大橋)と戦うため、28日に来日した王者は、世界4団体スーパーバンタム級(55・3キロ以下)王者・井上尚弥(大橋)の勝利を予想した。ルイス・ネリ(メキシコ)との対戦について、「すごい戦いになる。ネリは生き残るための戦い方をしない。絶対に勝ちにいこうとするからだ。彼はワイルドで強い。日本で王者を破った経験もある」とした。「だが、現時点でスーパーバンタム級で井上に勝てる選手は誰もいない。井上には別次元の圧倒的なパフォーマンスを期待しているんだ。彼はネリを止めるだろう」と勝利は揺るがないと見ている。 【写真】7日前計量をパスした井上尚弥 モロニーは20年に当時WBA&IBFバンタム級統一王者だった井上に挑戦し、7回KO負けしている。かつて、戦った相手について「すごく順調にきている。どんどん成長している。スティーブン・フルトン(米国)戦は印象的だったが、マーロン・タパレス(フィリピン)戦はもっと印象的な戦いだった」と戦うたびに強さを増していると感じている。 モロニーは「わずか2試合で彼はすでにスーパーバンタム級の誰もが認めるチャンピオンになっている。これは信じられないことだ」と続けた。そして、「お互いにいいパンチを持っているが、スーパーバンタム級において打ち合いで井上に勝てる選手はいない。一瞬でネリをつかまえてしまうだろう」と打撃戦になったとしても、井上に負ける要素はないと断言。「そのパンチについて私は直接あなたに話すことができますよ。決していいものではありません」と実際にモンスターのパンチを受けた経験を持つだけに、冗談めかしながらそのすごさを語った。 同じように19年にIBF王者としてWBA王者だった井上と戦い、2回TKO負けを喫したIBFバンタム級王者のエマヌエル・ロドリゲス(プエルトリコ)も「ネリに勝つことに疑いはない」とモンスター勝利を断言している。 戦績は31歳の井上が26勝(23KO)、29歳のネリが35勝(27KO)1敗。 モロニーが戦績は33歳のJ・モロニーが27勝(19KO)2敗、27歳の武居が8勝(8KO)。 試合はPrime Videoで中継される。
報知新聞社