【ウインターカップ2023】福岡大附大濠が2年ぶり23回目のベスト4、美濃加茂との接戦を制す[高校バスケ]
福岡大附大濠が競り勝って準決勝進出
12月27日、「SoftBank ウインターカップ2023 令和5年度 第76回全国高等学校バスケットボール選手権大会」男子準々決勝で美濃加茂(岐阜)と福岡大附大濠(福岡1)が対戦。スタートダッシュに成功した美濃加茂は1Qを33-18で終えたが、福岡大附大濠が2Qに追いつくと試合終了間際まで勝敗がわからない大接戦に。最後、No.8渡邉伶音、No.9広瀬孝一の得点でリードした福岡大附大濠が81-77で逃げ切り。2年ぶり23回目のベスト4進出を決めた。 【表】ウインターカップ2023男子トーナメント表をチェック 美濃加茂はNo.4北條彪之介、No.12深見響敏、No.6エブナ・フェイバーが、福岡大附大濠はNo.9広瀬、No.14髙田 将吾が試合開始から7ポゼッション連続で得点する。福岡大附大濠が先に落としたが、美濃加茂は続けてNo.6フェイバー、No.5遠山広貴が決めて一歩リードする。残り4分を切ったところで福岡大附大濠はNo.8渡邉が2ファウルとなってベンチへ。すると美濃加茂はインサイドでNo.6フェイバー、早い展開からNo.12深見、No.10後藤宙が得点を重ねて22-12と2桁差にする。福岡大附大濠は終盤、プレッシャーをかけてターンオーバーを引き出して得点。いいシーンを作ったが、美濃加茂はNo.10後藤、No.4北條が連続して3Pシュートを成功。33-18とリードを広げて1Qを終えた。 2Q、福岡大附大濠はNo.14髙田、No.13湧川が得点をもぎ取るとNo.8渡邉がドライブ、3Pシュートで追加点。オフェンスのリズムが良くなるとNo.13湧川、No.8渡邉が3Pシュートで得点。残り5分で36-38と2点差まで詰め寄る。このあと、美濃加茂は早い展開で攻めていくと、No.10後藤が3Pシュート、ドライブで追加点。さらにNo.4北條もミドルを決めて再び10点差にする。福岡大附大濠は終盤No.10榎木璃旺の3Pシュート、No.8渡邉の3Pプレーで点差を詰め、美濃加茂の49-46でハーフタイムを迎えた。 3Q序盤は互いに好ディフェンスが見られる展開に。その中で美濃加茂はNo.9後藤、No.4北條、No.6フェイバーが、福岡大附大濠はNo.8渡邉、No.9広瀬が得点。美濃加茂が1ポゼッションのリードを保ち時間が過ぎていく。残り3分47秒、福岡大附大濠はNo.6村上騎士郎の3Pシュートで57-57に。勅語にゾーン・ディフェンスでターンオーバーを引き出すと今度はNo.10榎木が3Pシュートを決めて逆転する。ここからはリードを奪い合う展開となり、美濃加茂の63-62で3Qを終えた。 応援席では福岡大附大濠の14番を背負って昨年の大会に出場していた川島悠翔(NBAグローバルアカデミー)が声援を送る。4Q開始直後、福岡大附大濠はNo.9広瀬、No.14髙田の得点で68-63と5点差を付けたが、美濃加茂はNo.6フェイバー、No.4北條の得点で追いつく。 残り5分40秒、福岡大附大濠はNo.14髙田が左コーナーから3Pシュートを成功。3点差をつけるが、美濃加茂はNo.4北條のシュートで1点差にすると、残り3分半にNo.6フェイバーのフリースローを決めて逆転する。しかし、No.6フェイバーは直後のプレーでファウルアウトに。続く得点をしたのは美濃加茂。残り2分34秒、No.4北條はバスケットカウントをマークして77-74とする。 福岡大附大濠はすぐにNo.8渡邉がポストプレーから決めると、そのNo.8渡邉のアシストでNo.9広瀬が決めるとNo.13湧川がフリースロー2本を成功。残り1分で80-77となる。美濃加茂のオフェンスはNo.12深見がレイアップは決まらず。さらにNo.5遠山もシュートもリングに弾かれる。残り13秒、福岡大附大濠はNo.8渡邉がフリースロー1本成功し4点差に。そのまま81-77で逃げ切り。2年ぶり23回目のベスト4進出を決めた。 福岡大附大濠はNo.8渡邉が25得点11リバウンドのダブルダブル。No.9広瀬が16得点11リバウンド、No.14髙田が16得点、No.13湧川が13得点をマーク。美濃加茂はNo.4北條が23得点、No.6フェイバーが22得点11リバウンド、No.10後藤が20得点を記録している。 ---------------------------------------------------------- 「SoftBank ウインターカップ2023 令和5年度 第76回全国高等学校バスケットボール選手権大会」 （略称：SoftBank ウインターカップ2023 / ソフトバンク ウインターカップ2023） ■開催期日：2023年12月23日(土)～29日(金) ■会場：東京体育館（A,B,C,D,Mコート / 東京都渋谷区千駄ケ谷1-17-1※メイン会場）、武蔵野の森総合スポーツプラザ（E,F,G,Hコート / 東京都調布市西町290-11※サブ会場12月23日のみ） ■出場校：男女各60チーム（計120チーム）
