アリゾナ・テニス・クラシック

マッテオ・ベレッティーニ[画像/ゲッティイメージズ]

男子テニスのアリゾナ・テニス・クラシック（アメリカ/フェニックス、ハード、ATPチャレンジャー）は15日、シングルス2回戦が行われ、ワイルドカード（主催者推薦）で出場している世界ランク154位のM・ベレッティーニ（イタリア）が第8シードのA・カゾー（フランス）を3-6，6-1，7-5の逆転で破り、約6ヵ月ぶりの復帰戦でベスト8進出を果たした。 【アルカラス、メドベージェフらBNPパリバOP組合せ】 27歳で元世界ランク6位のベレッティーニは昨年8月の全米オープン（アメリカ/ニューヨーク、ハード、グランドスラム）2回戦の途中に右足首を捻り途中棄権。試合後は車いすで会場をあとにするなど長期離脱の可能性を指摘されていた。 実際、昨シーズンはこの試合が自身最後の試合となり、リハビリに集中。昨年10月には約13年連れ添ったヴィンセンツォ・サントパードレコーチと関係を解消した。 6ヵ月ぶりの公式戦となった12日の1回戦では世界ランク85位のH・ガストン（フランス）を3-6，6-3，6-1の逆転で撃破。その後は雨天による悪天候の影響もあり、試合が3日間行われなかった。 そして迎えた2回戦も雨が降ったり止んだりする悪いコンディションのなか試合が開催。第2セット、ゲームカウント5－1として訪れたセットポイントの場面でも雨が降り約1時間の中断となったが、再開後のポイントを勝ち取りセットカウント1－1に追いついた。 ファイナルセットはブレークの奪い合いとなるなか、カゾーにサービング・フォー・ザ・マッチを握られるもこれを凌ぎブレークバックに成功。そこから勢いに乗ったベレッティーニは4ゲーム連取に成功し、3－5から逆転勝ちとなった。 ベレッティーニは準々決勝で世界ランク136位のT・アトマネ（フランス）と対戦する。アトマネは2回戦で同143位のZ・スヴァイダ（アメリカ）をフルセットで下しての勝ち上がり。