センバツ広陵・呉 選手紹介/12 広陵・児玉日出夫外野手/呉・宮上幹太捕手 /広島
◇勝利に貢献の三塁打 広陵・児玉日出夫(こだまひでお)外野手(2年) 入部後、度重なるけがで8カ月ほどチーム練習に参加できなかった。しかし、気持ちを切らさず、夕食後の自主練習に欠かさず取り組んだ。 中国大会決勝の米子東戦は三回2死から3-2と逆転。なお2死一、二塁で、右越え三塁打を放って走者2人を還し、勝利をぐっとたぐり寄せた。身長165センチと小柄だが「打撃には自信がある」と、日々の練習では黙々とバットを振る。 センバツ出場が決まった後、祖母を病気で亡くした。「甲子園では、おばあちゃんのためにも全力でプレーしたい」と活躍を誓う。広島市立二葉中学出身。 ◇大声出し外野に指示 呉・宮上幹太(みやかみかんた)捕手(2年) 小学4年で硬式野球を始め、投手と内野手、外野手は一通りこなした。「市呉に入部して初めて捕手になった。慣れないことばっかりでした」とおどけるが、やりがいのあるポジションと感じている。 元気さや声の大きさでは、誰にも負けない自信がある。中村信彦監督からは「大声出して、外野にも指示を伝えろ」と常に言われているからだ。ただ、捕手として守備力に難があると自覚している。「どんな球でも止めないと、ピッチャーに信頼してもらえない」と、捕球練習には特に力を入れる。 好きな言葉は「努力」。広島市立祇園中学出身。