時間かけて恋愛感情を……“ロマンス詐欺”急増、対面せず「3億6000万円」被害も 狙われやすい世代は? 対策はビデオ通話
■専門家に聞く…ネット上での注意点
小栗委員長 「ロマンス詐欺などネット関連の詐欺に詳しい成蹊大学の高橋暁子客員教授によると、ネット上のやり取りは色々な妄想をしやすく、対面よりだまされやすいのが理由です。特に被害が多い世代は比較的SNSに慣れておらず、狙われやすい傾向にあるといいます」 有働キャスター 「自分に言われているような気がしますが、確かに対面だと『この人、ウソついてるな』と見抜けた経験はありますが、SNSでは自分の理想に妄想するというのも少し分かります」 小栗委員長 「そうですよね。また、だます側の多くが外国籍や海外在住を名乗っているケースが多いため、日本人でないなら情熱的な言葉を言ってきても違和感はないと思ってしまう人もいるといいます」 「専門家はだまされないためには、とにかくビデオ通話を求めることが大切だといいます。ロマンス詐欺の場合、自分ではない偽った写真を送ってくることが多いそうなので、本当にその人なのか早めに確かめることが大切だということです」 廣瀬俊朗・元ラグビー日本代表キャプテン(「news zero」パートナー) 「今はSNSを通して付き合ったり結婚に至るケースもあるので、注意しないといけない問題です。こういう年代になると『付き合った!』『彼女ができた』と誰かに言う可能性が少し減るのかなと思っているので、少し判断が鈍くなるかもしれません」 有働キャスター 「中年の心をもてあそんで…と腹も立ちますが、甘い話には気をつけましょう。お金も、恋愛もです」 (3月7日『news zero』より)