不名誉な記録に王手をかけた中日・立浪監督 新人監督から3年連続最下位となれば西鉄・稲尾監督以来52年ぶり
「中日1-3DeNA」(4日、バンテリンドーム) 中日は4併殺の拙攻が響いて敗れた。初回1死一、二塁で石川昂が二ゴロ併殺打。1点を追った三回1死一、三塁では、村松が二ゴロ併殺打。八回1死一塁では、またも石川昂が遊ゴロ併殺打。3点差で迎えた九回無死一塁でも、カリステが一ゴロ併殺打。その後、2死無走者から3連打で1点を返したが、最後は代走・尾田が二盗に失敗してゲームセット。3万6241人で埋まったスタンドからは、大きなため息が漏れた。 【写真】選手交代を告げてベンチに戻る立浪監督 さすがに表情が険しすぎる 141試合を終了して、59勝74敗8分けの勝率・444で、5位・ヤクルトとは0・5ゲーム差。5日のDeNA戦に敗れるか、仮に勝ってもヤクルトが広島戦に勝つと、球団ワーストを更新する3年連続最下位となる。 既に立浪監督は今季限りでの退任を表明しているが、新人監督の3年連続最下位となれば、1950年から52年の近鉄・藤田省三監督、56~58年の大洋・迫畑正巳監督、70~72年の西鉄・稲尾和久監督以来4人目で、52年ぶりの不名誉な記録となる。 ちなみに、稲尾監督は3年連続最下位となった後も指揮を執り、73年は4位、74年も4位だった。