ビヨンセ、黒人女性初の全米カントリー音楽チャート首位に
ビヨンセが、ビルボードのカントリー・ソングス・チャートで首位を獲得、黒人女性初の快挙となった。カントリー・ミュージックを彷彿させる2曲のニューシングル『テキサス・ホールド・エム』『16キャリッジズ』がリリースから1週間でそれぞれ1920万回と1030万回の再生数を記録、前者がカントリー音楽のチャートでトップに輝いた。 先日にはカントリー音楽をテーマにしたアルバムのリリースを発表していたビヨンセ、スーパーボウルで流れた通信会社ベライゾンのCMの中で、自身のホログラムAI「Beyonc-AI」や映画「Barbey」を使ってインターネットを騒がせる試みを決行、その後「オ-ケー。準備はできた。新曲を出すわ。『ルネッサンス』は終わってないって言ったでしょ」と宣言していた。「ルネッサンス」トリロジーの2作目となる『ルネッサンス アクトⅡ』は来月29日にリリース予定だ。 そんなビヨンセのカントリー志向に関して、最近R&B歌手アジーリア・バンクスは一抹の不安を抱いているとしてインスタグラムストーリーでこう話していた。「あなたを愛している。けどレスリー・ファイストとのバックビートでのR&Bの軽視はピックメシャ(男性からの承認のため他の女性をこき下ろす女性)みたい」「何もカントリーじゃない。あなたはまた自分自身を嘲笑しようとしている。カントリー・ミュージックには演劇的な側面がある。カントリーの批評家たちは、酷いブロンドのウィッグや、ジェイ・Zからの虐めを認めたりなんかしない。音楽的な不和が起きるわよ」 そして、カントリー・ミュージックへ転向した黒人女性ミュージシャンのK.ミシェルに言及し、「イエス。ブラックガールもカントリー・ミュージックを作れる。けどあなたは要点を得ていない」「K.ミシェル、あなたが実行する番だわ。悪気はない。K.ミシェルはその課題(R&Bとカントリー・ミュージックの違い)について真に理解している」と続けていた。一方のK.ミシェルは、ビヨンセを全面的に支持、Xにこう反応していた。「あなたたち全員、一晩中私を話題にしているわね。自分のジャンルの中で話題にされるのは嬉しい。ビヨンセが大好きだし、いつもと変わらず私は彼女をサポートするつもり」 (Bang Media/アフロ)