半導体装置部品を強化、SCREENHDがフェニックス精工買収
SCREENホールディングス（HD）は半導体製造装置（SPE）の部品などに使われる樹脂製品を手がけるフェニックス精工（滋賀県彦根市）を買収する。主力とするSPE事業の製造効率化などにつなげる狙いで、3月31日に同社の全株式を取得し完全子会社化する。買収金額は非公表。 フェニックス精工は樹脂製品の精密加工やユニット組み立てなどを手がけており、中でも半導体製造装置の部品として使われる塩化ビニール製品の溶接加工を得意とする。これまで、SCREENHD傘下でSPE事業を手がけるSCREENセミコンダクターソリューションズ（SCREEN SPE、京都市上京区）の取引先だった。 今回の買収で、フェニックス精工の樹脂加工技術を取り込み、半導体製造装置に用いる塩化ビニール製品の性能を向上させる。
日刊工業新聞
