『極悪女王』熱演 ゆりやん・剛力彩芽・唐田えりか、一番“凄まじかった”のは? イッキ見して分かったこと
レスラーとして観る者を圧倒・ゆりやんレトリィバァ
そして本作で最も凄まじい演技を見せてくれたのは、やはり主演! ゆりやんレトリィバァでした。前半は「ゆりやんまんま?!」といった印象でしたが、その後の変貌におみそれしました! まさにダンプ松本として、まさに悪役レスラーとして、物語のヒロインとして、観る者を圧倒。 特に第3話のラスト。劣悪な家庭環境で育ちながらも“優しさ”を捨てきれずに落ちこぼれレスラーだった松本香が、家族への怒り、長与への怒りを起爆剤にヒールレスラーとして覚醒。ダンプ松本へと変貌していく姿からは、目が離せませんでした。
伝説のヒール・ダンプ松本を見事再現した
リングの上だけでなく外でもヒールに徹した最恐レスラー。シーンによって垣間見せる、ヒールならではの孤独な表情もお見事でした。 歩き方や表情まで徹底的にダンプ松本を再現し、感動を呼んだゆりやん。主演女優として強烈なインパクトを残しました。
観るとプロレス好きになってしまうドラマ
筆者はプロレスを観ないで育ったため、実際に登場されたレスラーの方々もダンプ松本さんのお名前くらいしか知りませんでした。しかし3人の女優たちの鬼気迫るガチンコバトルによって、プロレスそのものにも魅了されるほど。これほどまでに女子プロレスの魅力を映し出した作品に、初めて触れました。ぜひ多くの人に観てほしいドラマです。 <文/鈴木まこと(tricle.ltd)> 【鈴木まこと】 tricle.ltd所属。雑誌編集プロダクション、広告制作会社勤務を経て、編集者/ライター/広告ディレクターとして活動。日本のドラマ・映画をこよなく愛し、年間ドラマ50本、映画30本以上を鑑賞。Twitter:@makoto12130201
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