アマ6冠・田中将吾、初回ダウンから高速の連打を軸に逆転勝ち【ボクシング】
ボクシング・アマチュア6冠の田中将吾(22)=大橋=が25日、東京・後楽園ホールで行われたフライ級6回戦でプロデビューし、高熊龍之介(25)=松本ACE=に判定3―0で競り勝った。初回に昨年度東日本新人王の高熊のジャブをカウンターで浴び尻もちをつくダウンを喫したが、以降は高速の連打を軸に主導権を握り逆転した。 「思っていたより高熊選手のプレスが強かったしダウンして内心で焦ってしまって。勝てたことだけが救いです」と田中将は目を伏せた。 だが、リングサイドで見守った大橋秀行会長は「きょうデビューした新人4人で一番よかったのは田中将吾。骨のある相手に苦しい試合展開の中で勝ったのは大きい。いちばん本人のためになる試合」と、ハートの強さをたたえていた。
中日スポーツ