【センバツ出場校とプロ野球選手】関東一は現役ドラフト移籍が2人! 阪神若手のホープも!
3月18日に開幕する第96回選抜高校野球大会(センバツ)に出場する32校が発表された。その出場校の多くのOBがこれまでドラフトで指名されているが、現役として活躍している選手を紹介したい。 【一覧】センバツ出場32校 東京地区からは関東一(8年ぶり7度目)が出場する。OBには現役NPBプレーヤーが4人。そのなかで最年長は、28歳の西武・中村 祐太投手だ。 中村は2013年5位で広島に入団。高卒4年目の2017年に1軍デビューし5勝を挙げるも、以降は伸び悩んだが、昨シーズンからは中継ぎに転向し、5試合の登板で防御率1.29と結果を出した。現役ドラフトで西武へと移籍した今シーズンの役割はまだ分からない。今年で29歳となるだけに、30代に入る前に確固たる居場所をつかみたい。 2015年楽天1位のオコエ 瑠偉外野手も伸び悩み、2022年オフの現役ドラフトで巨人へと移籍した。移籍初年度の昨シーズンは開幕スタメンをつかんだものの、年間を通して1軍に定着できず、41試合の出場に留まった。今シーズンは激しい争いを勝ち抜き、外野の定位置をものにすることが求められる。 その他では、中日・石橋 康太捕手と阪神・井坪 陽生外野手のふたりが、将来を担う存在として注目されている。 とくに独特な打撃フォームの井坪は、昨シーズン2軍で93試合に出場し打率.248(226打数56安打)、3本塁打と、高卒ルーキーながらまずまずの数字を残した。現在1軍の外野はレギュラー陣に加え、代走や守備固めのメンバーまで豊富に揃っていて争いが激しい。すぐに井坪が1軍のレギュラー争いに加わることはないが、2軍でしっかりと結果を残した上で、将来的なレギュラー候補として1軍昇格を目指していく。 同校のOBでは、元日本ハム投手の武田勝(現オイシックス新潟アルビレックスBC投手コーチ)以降、1軍で結果を残している選手は、誕生していない。中村、オコエ、石橋、井坪の4人には、先輩を超えるような活躍が期待される。