「オオタニは超スペシャル」そう語ったベッツも…大谷翔平とドジャース戦友の“世界一幸せな関係”「エンジョイしよう」最強チームの舞台裏
「ドジャース野球の真髄とは、1球1球を大切にすること」
〈証言2〉 ドジャース野球の真髄とは、1球1球を大切にすること。 (デーブ・ロバーツ/NumberWeb2024年6月24日配信) https://number.bunshun.jp/articles/-/862021 ◆解説◆ デーブ・ロバーツにとっては、2016年の監督就任から2度目のワールドシリーズ制覇となった。選手としても同球団でプレーした名将は、誰よりもドジャーブルーの精神を知っている。 ヤンキースに5点を先行される苦しい展開となった第5戦、ブレーク・トライネンが8回のピンチを切り抜けると、ベンチで大きなガッツポーズを見せた。試合後のセレモニーで「0-5で負けている時も、彼らはお互いを信じていた」と選手たちを労った指揮官も、最後までともに戦い続けていた。
ロバーツ監督が絶賛した“大谷のある姿勢”
ロバーツ監督は今シーズンのある試合後、大谷の能力についてこのように評価したことがある。 「彼は本塁打を狙おうとしなかった。攻撃を繋げようとしていた。これはチームメイトを信頼し、チーム全員で攻撃しようとする意思表示なんだ」 最終的にヤンキース投手陣から7点を奪った第5戦で、ドジャースの本塁打は0。粘り強く四球を選び、ヒットでつなぎ、次の仲間が還す――。そんなドジャース野球の神髄をまさに体現した試合だったともいえるだろう。
テオ「僕たちが好きな野球をエンジョイしよう」
〈証言3〉 僕たちが好きな野球をエンジョイしようと思っている。 (テオスカー・ヘルナンデス/NumberWeb2024年6月25日配信) https://number.bunshun.jp/articles/-/862024 ◆解説◆ ムードメーカーとしてチームを盛り上げ、大谷との仲の良さでも知られるのがテオスカー・ヘルナンデスだ。本塁打後にヒマワリの種で出迎えるセレブレーションも定番となったが、プレー面でもシーズン33本塁打を放つなどチームに貢献してきた。 優勝決定後は入り乱れるようにマウンドに集まり、喜びを分かち合った選手たち。その中で、テオスカーも最高の笑顔を浮かべていた。 メンバー全員が一流の野球選手であることは言うまでもないが、シーズンを通して、ドジャースの戦いにはチームとしての意識が強く表れていた。同時に、好きな野球を楽しもう、という意識もドジャース野球の重要な側面の一つとなっている。テオスカーはこう語る。 「勝つこと、楽しむことが、僕にとっては野球をやる上で最も大事な2つだからね」 大谷翔平が駆け抜けたドジャース1年目。エンジョイ・ベースボールを貫いたその先にあったのは、これ以上はないと思えるほどの、最高のエンディングだった。
(「スポーツ名言セレクション」NumberWeb編集部 = 文)
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