「母親の愛情がないのはよくないの声はつらいけど」ラッパー・十影(40)息子が生後10か月でシングルファザーに
『保育園神』というタイトルで、保育園や保育士さんへの感謝を並べた歌詞が話題のラッパー、十影さん(40)。プライベートでは、2歳になる息子・あゆむ君の育児に奮闘中のシングルファザーです。息子の世話を一手に引き受けるシングルファザーの日常についてお聞きしました。(全3回中の1回) 【画像】微笑ましすぎます!コワモテの十影さんとぷくぷくほっぺの息子くんのツーショット ほか(全13枚)
■生後10か月でシングルファザーに…DMで誹謗中傷が届くことも ── 十影さんがシングルファザーになったのはいつ頃ですか? 十影さん:僕がワンオペで育児を始めたのは、息子が生後10か月だった2022年11月からです。息子はまだハイハイしかできない時期でしたが、パートナーといろいろあって。2週間くらい話し合って僕が面倒をみることになりました。
── それ以前はどれくらい育児を? 十影さん:音楽活動などは元々週末がメインだったので、平日は僕がひとりで子どもを見ていて。料理も作るのは前から得意だったし、離乳食教室にも僕が行ったりしていました。シングルファザーになってからもそれまでと状況が変わらなかったので、スムーズに受け入れられたほうだと思います。環境の変化に対してのストレスはあまりなかったですね。 ── シングルファザーになったことは、周囲の方にすぐに伝えたのでしょうか?
十影さん:アーティスト活動をしていたのもあって、本当に親しい間柄の人にだけ伝えました。今も息子を預かってくれる家族が3、4組いて。ありがたいです。 ── シングルファザーになって困ったことはありましたか? 十影さん:僕の仕事は夜に入ることも多いんですが、息子が生まれてからは夜に出かける仕事は減らしました。シングルファザーだという事情を知らない人からしたら、“なんだかつきあいが悪くなったな”って思われるかもしれないけれど、それはしかたないことだって考えています。
それより「母親の愛情がないのはよくない」みたいなことを言われるのがつらい。SNSのDMで“どんな事情があったのかわからないけれど、母親から子どもを引き離すなんてひどい”とか、“母親の愛情を知らないとダメな子に育つ”っていうような誹謗中傷も届いたりして…。でも気にしないようにしています。 ── そういうときは、どのようにして気持ちを切り替えていますか。 十影さん:持論なのですが、実家が裕福で両親から愛情を受けていても、グレてしまう人はいる。僕の知り合いで、施設育ちで中卒だけれど起業して部下が100人以上いる会社を経営している人もいる。僕は息子にはすべて愛情を注いでいるけれど、それが良かったかどうかって言う結論を決めるのは、息子だと思うんです。だから、周りから何と言われても母親役も全部やろうと思っています。まあ、今もやっているつもりですけど(笑)。