【バレー】川野琢磨、中上烈ら全国高校選抜にも楽しみな選手がずらり 今大会注目の10人【春高2025(男子)】
いわもと・じゅんや/3年/身長189㎝/最高到達点335㎝/高川学園中(山口)/ミドルブロッカー/全国高校選抜(2024年度) 高校からミドルブロッカーに転向し、今年度は全国高校選抜に選ばれるまでに成長。持ち味のリードブロックに加え、最高学年ではクイックを強化してきた。昨年度の国スポ準々決勝で勝利して以降、ライバルの駿台学園高には3連敗。5大会連続の対戦を目指して、キャプテンとしてもチームをリードする。 一ノ瀬 漣(鎮西高〔熊本〕) いちのせ・れん/1年/身長190㎝/最高到達点333㎝/大和中(佐賀)/アウトサイドヒッター/全国中学生選抜(2023年度) 春先からレギュラーを務め、名門の未来を担うルーキー。バックアタックを含めたスパイク、そして入学後から鍛えてきたサーブレシーブも含め1年生ながら完成度は高い。今季はインターハイのベスト4が最高成績。憧れのエースたちのような輝きを放ち、4年連続のセンターコート、そしてその先にトライする。 木村光希(駒澤大高〔東京②〕) きむら・こうき/3年/身長193㎝/最高到達点340㎝/西中原中(神奈川)/オポジット/全国高校選抜(2024年度) 高校入学時に「180㎝くらいだった」という体格は、この3年間で急成長。今季は全国高校選抜に選出され、国スポ決勝では駿台学園高以外の選手で唯一スタメン出場し、日本一に貢献した。ミドルブロッカーの経験も生かしたアタックの引き出しの多さは魅力。2年連続の春高で、進化した姿を見せる。
瀬川桜輝(東北高〔宮城〕) せがわ・おうき/3年/身長182㎝/最高到達点322㎝/長町中(宮城)/セッター/全国高校選抜(2024年度) 1年生時から経験豊富で、今季は全国高校選抜のキャプテンとしてプレー。ピンポイントに上げるトス、そしてそのトスワークに、感嘆の声を上げる仲間も多かった。東北高としてはここまでインターハイの2回戦が最高成績と結果を残せていないが、キャプテン、そして司令塔として見据えるのは日本一のみだ。 松田悠冬(慶應義塾高〔神奈川②〕) まつだ・ゆうと/3年/身長191㎝/最高到達点333㎝/西中原中(神奈川)/セッター/全国高校選抜(2024年度) 将来性豊かな大型セッター。中央を起点に、強気で攻めるトス回しが持ち味。インターハイではベスト16、そして選抜チームとして臨んだ国スポでは慶應義塾高としては初めてのベスト8入り(最終結果は7位)に導いた。父はNECブルーロケッツに所属した敬さんで、幼いころから海外バレーに熱中。 谷本悦司(駿台学園高〔東京①〕) たにもと・えつし/3年/身長171㎝/最高到達点317㎝/大森二中(東京)/リベロ/全国高校選抜(2024年度) 昨年度からレギュラーをつかみ、連覇に輝いた春高では、ベストリベロ賞に選ばれた。下半身のトレーニングの成果も実り、今季も安定感は変わらず。抜群の反応でボールをつなぎ、インターハイ、国スポでもチームを日本一に導いた。小川智大(STINGS愛知)をお手本にとしたジャンプトスも魅力。 文/田中風太(編集部) 写真/山岡邦彦(NBP)、編集部
月刊バレーボール