【吉高由里子さん】「実は大河ドラマの出演はマネージャーの夢。人の夢を叶えるために頑張れた」|美ST
どこまでも柔軟で、聡明。そして、かわいらしくてナチュラルで茶目っ気たっぷり。 誰もが心をつかまれて離さない人間力は、稀有な存在に。その秘密は、良いときも悪いときも「こんなもんだよ」精神。自分をよく見せようとしない、フラットな心持ちが周りを巻き込み、笑顔の連鎖が生まれるのです。一方、大河ドラマ「光る君へ」で紫式部の愛の物語をドラマティックに演じる変貌自在さにも心を揺さぶられる人が多数。しなやかなでみずみずしい、心のあり方について、お話を伺いました。 【写真あり】美STだけの特別カット!吉高由里子さんの透けニット姿
自分をよく見せたいなんて、思わない【相手がしてほしいことに誠実】でありたい
お話を伺ったのは……吉高由里子さん(36歳) 《Profile》 吉高由里子さん(36歳) ’88年東京都出身。映画『蛇にピアス』で主演を務め、日本アカデミー賞新人俳優賞とブルーリボン賞新人賞をW受賞。’14年NHK連続テレビ小説「花子とアン」主演。その後も「最愛」「ユリゴコロ」「きみの瞳が問いかけている」「星降る夜に」など話題作に多数出演。今年度NHK大河ドラマ「光る君へ」では主人公紫式部/まひろ役を務める。 実は人見知りです。初めての場なんて飲まないと喋れないもの。一度、おらーっていっちゃえば打ち解けられるのでしょうけど。しかも頑張って仲良くなろうとか、好かれようとか全くないです。よく見せたいもない!ばれるし、もたないし。思ったことを素直に話すし、こんなもんだよ、くらいの自分でいます。 でも私ってどういう人間なのかなと考えると、相手がしてほしいことをしたい人。近いところでは一緒にいる人の食べたいものを叶えたり、仕事でも相手が望むことをのみ込んでやる。実は大河ドラマの出演は、マネージャーの夢です。人の夢を叶えるってなかなかないことでしょ。それなら頑張れるかって思えるんです。優柔不断ともいえるけど、私はそういう生き方がしたいですね。 20代は出会いの場が多く、30代は居心地のいいテリトリーを作り、そろそろ40代のライフステージを想像する時期。実は20歳年上のご夫婦と旅行に行ったり、仲良くしているんです。彼らは同じ目線で好きなものを共有してくれます。体力的にも一緒になって遊んでくれて、「若いから」は一切言わない。私もそんな年齢を超えてどの年代とも一緒に楽しめる、フラットな軽やかさを持ち続けたい。まだ20歳年下と接する機会はないけれど、徐々に後輩を可愛がるフェーズに入ってきて、よく見せようとしなくても慕われるような年の重ね方をしていきたいな。