週1回しか体を洗わない在宅勤務中の彼氏。節約にはなるでしょうが、臭うのでやめてほしいです……。
在宅勤務は人と会う機会が減るため、体を洗う回数を減らして、光熱費を節約したいと考える人もいるのではないでしょうか。ただ、体を洗う回数を減らすのは、衛生面が気になるところです。週に1回のペースだと、夏場は体臭が気になることもあるでしょう。 そこで、本記事では、週に1回しか風呂に入らない人の割合や、回数を減らすことで得られる節約効果、臭い対策などを紹介していきます。 ▼「シャワーだけ」vs「お湯をためる」1人暮らしはどっちがお得? それぞれの水道代・ガス代を比較
週に1回しか風呂に入らない人はどのくらいいる?
風呂もシャワーも使わない人のデータを集めることはできませんでしたが、バスリエ株式会社が2023年8月に実施した30代男性の入浴剤と入浴習慣に関するアンケートによると、毎日湯船に浸かると回答した30代男性の割合は、49.22%でした。週1回と答えた人の割合は、7.81%です。 ただし、これは湯船の利用頻度を聞いています。シャワーだけ使う人もいるでしょうから、湯船もシャワーも使わないという人は少数派と考えられます。
週に1回入浴の節約効果
では、週に1回しか風呂には入らなかったら、どのくらいの節約になるのでしょうか。風呂に入る際にかかる光熱費は、ガス代や水道代です。電気代は少額であるため割愛します。 ・ガス代の計算方法について ガス代を求める計算式は、「湯量×上昇させる温度÷(ガスの燃焼量×給湯器の熱効率)×ガス単価」です。ここでは、「湯量」は200L、「給湯器の熱効率」は80%とします。水温は季節や地域によって差がありますが、東京都の年間平均値である16.8度を用います。湯温を40度にしたい場合の「上昇させる温度」は、23.2度(40-16.8)です。 「ガスの燃焼量」と「ガス単価」については、東京ガスの標準熱量の45MJ(約1万748Kcal)と基準単位料金130.4円(20~80立方メートルまで)を用いることとします。この条件で計算すると、風呂1回あたりのガス代は、約70円(200×23.2÷(10748×0.8)×130.4)です。 ・水道代の計算方法について 水道代は地域差があります。ここでは、東京都水道局の公式サイトに記載されている水道料金の単価の0.24円(1L)で計算します。この条件で計算すると、風呂1回あたりの水道代は、48円(200L×0.24円)です。 ・週に1回しか風呂に入らない場合の光熱費の目安 週に1回のペースだと、月の入浴回数は4~5回くらいになるでしょう。月4回で計算した場合のガス代は280円(70×4)、水道代は192円(48×4)です。両方を合わせると、月に472円の光熱費がかかります。 ・毎日風呂に入る場合の光熱費の目安 毎日風呂に入る場合(月に30回で計算)のガス代は、2100円(70×30)、水道代は1440円(48×30)です。両方を合わせると、月に3540円の光熱費がかかります。週に1回しか風呂に入らない場合との差額は、3068円です。