デビュー20周年イヤー突入の水森かおり、「紅白」12年連続出場に意欲
演歌歌手・水森かおりが25日、東京・中野区のサンプラザホールでメモリアルコンサートを行った。 水森にとってメモリアルコンサートは、毎年デビュー記念日にあたる9月25日に開催している恒例のイベントで、今年はこの日からデビュー20年目に突入する節目のコンサートとなった。 水森は、「今回のメモリアルコンサートがちょうど10回目。そしてデビュー20年目に入りますので、気持ちもまた新たに20周年イヤーに向けて良い形でスタートが切れたらいいなと思っています」とあいさつ。 続けて、「今回は昨年と同様、『NHK紅白歌合戦』で着た(巨大な)衣装をみなさんに見て頂くコーナーもあります。去年の衣装は、“恐竜”とか、“キュウリ”とか色々言われますが、花びらでして『伊勢の森の精』というイメージで作って頂きました」とハニカんだ。 報道陣からの「(巨大衣装は)クセになる?」との質問には、「もっと高く、もっと高くという気持ちにはなりますが…」。 今年の「紅白」の衣装について問われると、「いえいえ、出場することが目標なので、そこまではまったく考えていません。まずは、出場することを目標に、年末に向かって頑張って歌っていきます」と意気込んだ。 ステージで水森は、新曲「島根恋旅」をはじめ、デビュー曲「おしろい花」やヒット曲の「安芸の宮島」、「松島紀行」、「熊野古道」、「鳥取砂丘」、「釧路湿原」、「ひとり長良川」、「ひとり薩摩路」、さらに今月24日発売のニューアルバム「歌謡紀行13~島根恋旅~」から「東京ドドンパ娘」「下町の太陽」など全32曲を熱唱。 ファイナルでは、昨年の「紅白」でお披露目して話題を集めた高さ6mの緑色の巨大ドレスに身を包み、「伊勢めぐり」を歌い上げた。曲の途中から孔雀のように衣装が広がるさまは圧巻で、会場を大いに盛り上げた。 また、03年に初めて「紅白」に出場した時の衣装も披露し、「初心の気持ちで久しぶりに着ましたが、(体型も変わらず)ちゃんと着られました」と話して笑わせた。 来年7月には、東京・明治座で所属事務所の先輩歌手の山川豊と1ヵ月公演を予定しているが、「まだ何も決まっていませんが、山川先輩が社交ダンスをやっていらっしゃるので、私も社交ダンスに挑戦して、優雅に踊ってみたいです」と胸を膨らませていた。