【オリックス】山下舜平大が自己ワーストの8安打8失点 悩める右腕は「原因はあると思う。そこを探して練習するだけ」
◆パ・リーグ ソフトバンク9-7オリックス(19日・福岡ペイペイドーム) オリックス・山下は潔く本音をさらけ出した。「原因はあると思う。そこを探して練習するだけ。しんどいですけど考えていくしかない」。4回をいずれも自己ワーストの8安打8失点で2敗目。今季3度目の登板でも初白星をつかめなかった。 初回に3四球が絡み、2点を先制された。30球を費やし、3回には近藤に左翼同点2ラン献上。4回無死満塁からの併殺打で勝ち越され、最後は山川の3ランに沈んだ。昨季はわずか2被弾。1試合に2発を食らうのも初で「見ての通りだと思います」と受け止めた。 開幕からの2試合は6回途中と5回で降板している。「何か変わらないといけない」と必死に気持ちを整理した。この日も最速は156キロを計測。まずは計14回で15四死球の制球面を安定させることから始まりそうだが、「原因が分かれば苦労しないと思う」と自力で乗り越える課題とした。 高卒3年目で初の開幕投手を務めた昨年は9勝。次回登板について、今季初の貯金に失敗した中嶋監督は「心が折れてなければ、僕自身は投げさせたい。『行きたい』と言えば、行ってほしい投手ですし」とハートを重視するつもりだ。本来なら新エースの宮城と両輪を担うべき存在。心技体を仕上げ、再出発するしかない。(長田 亨)
報知新聞社