中国で写真を撮ったら“スパイ”に? 「反スパイ法」拡大に警戒、摘発増の恐れも アプリ、古本屋…現地で注意すべきポイント
■出張や観光で気を付けるべきポイント
有働キャスター 「私たち日本人が出張や観光に行く時、何に気を付ければいいでしょうか?」 小栗委員 「阿古教授によると、WeChatなど中国製のアプリやメールは中国当局に内容が筒抜けになってしまう恐れもあるので、注意した方がいいようです」 「また古い地図や古書を古本屋で入手したとして日本人が拘束されたケースもありました。これらには今の基準だと出版禁止の内容が含まれている可能性もあり、手を出さない方がいいとのことです」 「街中の写真撮影も、『軍事施設』『撮影禁止』といった表示がある所を撮ると連行されかねないので、慎重な姿勢が必要だといいます」
■廣瀬さん「国際社会で対応を」
有働キャスター 「写真を撮るのも気を付けなければということですが…」 廣瀬俊朗・元ラグビー日本代表キャプテン(「news zero」パートナー) 「いろいろ対策しても不安になりそうだなと思いました。ビジネスや観光でお互いの交流が盛んなので、お互いのことを尊重できるようにしてほしいですし、国際社会としてもしっかり向き合わないといけない問題だなと思いました」 有働キャスター 「法律だとはいえ、運用が不透明となると中国に興味を持った企業や若い人は『怖いな』『行きづらいな』と思ってしまいます。それは決して、中国にとってプラスにならない気がします」 (4月27日『news zero』より)