コナン一色…聖地巡礼に沸く一大観光都市・函館市 経済効果は絶大 その戦略とは?
江別市から来た畠山恵美さんと娘の心瑠さんです。 (畠山恵美さんと心瑠さん)「聖地巡礼!」 (畠山恵美さん)「あなたが推しているのは誰ですか?」 (畠山心瑠さん)「服部平次です!」 (畠山恵美さん)「映画のここにいる人がこの子の推しで、京都まで行ってきました」 心瑠さんは大のコナン好きで、これまでも京都や大阪などコナンの聖地を巡ってきました。
まず向かったのは函館朝市です。 (父)「函館、人口2倍くらいになっているんじゃない?」 あまりにも長い列に驚く父をよそに、スタンプラリーに夢中の母と娘。 一日でより多くの観光スポットをまわるための戦略を立てて巡ります。
次の目的地は金森赤レンガ倉庫です。 スタンプに描かれたキャラクターは施設によって違うため、自分の「推し」にどこで出会えるかも楽しみのひとつです。 (畠山恵美さん)「推しキャラの予想は?」 (畠山心瑠さん)「どこだろう」 (畠山恵美さん)「悩むよね、五稜郭か函館の夜景はいるよね」
待つことおよそ10分… (畠山恵美さん)「あ!!服部平次でしょ、大変なことになった」 心瑠さんの推し・服部平次が早くも待っていました! (畠山恵美さん)「推しのスタンプをきょう中にゲットできた。やばい、にやけがとまらない」 (畠山心瑠さん)「北海道が自分が住んでいるところだから、推しが来た時、え!って思いました。だから聖地巡礼は行きたかったからめっちゃ楽しい」
経済効果は絶大…マチをあげてタイアップ
熱心なファンが多い名探偵コナンは、道外からの観光客も函館へ呼び込む力があり、経済効果は絶大です。 五稜郭タワーや函館山ロープウェイなど、市内の観光スポットの入場者数です。 映画公開から1か月間で軒並み伸びています。 コロナの緩和、桜の時期や天候なども理由のひとつではありますが、やはりコナン効果は大きいということです。
(関西からの観光客)「北海道は来たいなと思ったことはあったけど、コナンくんきっかけで一歩勇気が出たというか、来ることができました」 (東京からの観光客)「コナンの映画を見ていろんなところがあるんだなって知れた。(観光に来る)きっかけになった」 函館市は2000万円の予算をつけ、スタンプラリーやフォトスポットの設置などファンを迎える準備を進めてきました。 (函館市観光部 巌美羽さん)「マチをあげての映画とタイアップしたのは今回が初めての取り組みです。市役所と民間企業と合わせてみんなが一帯となってマチを盛り上げていけている実感があります」