28歳、貯蓄「100万円」を超えました。最近「NISA」が気になるのですが、もう少し余裕がある人がやるべきでしょうか? 手取りは20万円で、ボーナスも少なめです…
NISAで資産運用する際の注意点
ただし、NISAで資産運用をする際は注意しなければならないポイントもあります。まず、預金と異なりNISAでは元本保証がありません。 株式に投資した場合は、投資先の会社が倒産すると紙くずになる可能性もあります。「投資信託なら安全なのでは?」と思うかもしれませんが、リーマンショックのような暴落は何年かおきに発生しているため、大きく目減りする可能性は否定できません。 また、NISAで運用する資産を途中で取り崩すと、十分な複利効果が得られなくなります。したがって、NISA運用する資産はしばらく使う見込みのないお金を使うことをおすすめします。 現在貯蓄が100万円を超えたのであれば、もしものときの数ヶ月分の生活費を預金として運用し、余ったお金を少しずつでも投資信託などで積み立てて運用するとよいでしょう。
まとめ
日本ではまだまだ低金利が続いており、貯蓄ではほとんど資産を増やせません。資産を増やすためには、NISAの有効活用をおすすめします。NISAを利用する際には、少額ずつでもコツコツ長期で積み立てて、複利効果を十分に生かすことがポイントです。できるだけ早く始めたほうが複利効果を実感できるため、余裕資金でNISAに取り組みましょう。 出典 金融庁 つみたてNISA早わかりガイドブック 執筆者:山根厚介 2級ファイナンシャルプランニング技能士
ファイナンシャルフィールド編集部