厚生年金「ひとりで月20万円」は何パーセントいる?2024年度の受給額も確認
2024年1月19日、厚生労働省が2024年度(令和6年度)の年金額モデルを発表しました。 【一覧表】厚生年金「月1万円未満~30万円以上」まで1万円刻みの受給権者を見る!みんなのリアルな年金月額はいくらか(出所:厚労省など) 国民年金(老齢基礎年金)の一人分は、2023年度に比べて月額1750円増額されました。夫婦2人分の厚生年金も23万483円で、前年度より6001円増加しています。 年金がもらえるのは2月、4月、6月、8月、10月、12月で、この金額が適用されるのは、6月(4月分、5月分)からとなります。 現代では老後への不安が高まっており、老後資金計画を立てる上で「公的年金の受給額の目安」を知ることが非常に重要です。本記事では、厚生労働省が2023年12月に公表した「令和4年度 厚生年金保険・国民年金事業の概況」を元に、最新の厚生年金と国民年金の受給額について詳しく確認していきましょう。 ※編集部注:外部配信先ではハイパーリンクや図表などの画像を全部閲覧できない場合があります。その際はLIMO内でご確認ください。
年金額の基本的な計算式
年金額の基本的な計算式は次のとおりです。 ●基礎年金 ・78万900円(平成16年度額)× 改定率 × 保険料納付月数/480月 ●厚生年金(報酬比例部分) 平均標準報酬額※ × 5.481/1000 × 被保険者の月数 ※過去の標準報酬に再評価率を乗じて現在価値に置き換える
厚生年金と国民年金とは?公的年金の仕組み
日本の公的年金は、上記のように国民年金と厚生年金の2階建てになっています。 ●国民年金(1階部分) ・原則、日本国内に住む20歳以上60歳未満の全員に加入義務がある ・保険料は一律 ・納付した期間に応じて将来もらえる年金額が決まる ●厚生年金(2階部分) ・公務員やサラリーマンなどが加入する ・収入に応じた保険料を支払う(上限あり) ・加入期間や納付額に応じて将来もらえる年金額が決まる 個人によって加入する年金や納付期間が異なるため、将来の年金受給額には個人差があります。 特に厚生年金は年収に応じた保険料を支払うため、より個人差が大きくなっています。