「みんなが思っているよりすごいこと」山川穂高が強調 ソフトバンク川瀬晃のスーパープレーを絶賛する根拠とは
◆パーソル クライマックスシリーズ パ ファイナルステージ 第1戦 ソフトバンク5―2日本ハム(16日、みずほペイペイドーム) ■小久保監督絶賛!流れをつかんだスーパープレー【写真】 ソフトバンクの川瀬晃内野手(27)が、攻守で存在感を見せつけた。 「2番二塁」でクライマックスシリーズでは自身初スタメン。シーズン中は19打数7安打と好相性を誇った伊藤大海に対し、この試合でも2安打を放ってみせた。 守備でもチームを救った。1-1の同点に追いつかれた3回、なお1死一、三塁と逆転のピンチで松本剛の打球は二遊間へのゴロ。川瀬はダイビングキャッチし、寝転がりながら二塁に入った今宮健太にトス。今宮が一塁に送球し、二ゴロ併殺でピンチをしのいだ。このプレーに小久保監督も「今日はなんと言っても川瀬晃じゃないですかね」と大絶賛した。 ソロ本塁打を含む2打点を上げた山川穂高も「あれはみんなが思っている以上にすごいことですよ」とたたえる。「あいつ練習でもあれやっているんですよ。あれくらいの集中力持ってノックを受けている人はまずいない。そこがやっぱりすごい」。 今季は〝スーパーサブ〟として、スタメンでも途中出場でも結果を出してきた。その根幹は練習からの取り組みだ。シーズン中は「自分にムチ打つところは練習しかない。練習のときこそ自分にプレッシャーかけながらやっているからパって試合に出たときに自分を信じてじゃないけど、思い切ってやれる」と、人一倍努力してきたことで、この大一番でも力を発揮できた。 「短期決戦なので1つのミスで流れが変わるというのは(ファーストステージの)ロッテ対日本ハムを見てて分かってたし、そういったプレーをこういう舞台で出せたのは自分の中でも自信になるし、次につながるプレーだと思う」と川瀬。このポストシーズンでもスーパーサブの活躍が勝利のカギを握る。(大橋昂平)