ヤクルト・高津監督 V完全消滅 苦悩「残念、非常に残念。ローテーション、リリーフ、打順も何も固定できないできている」
「ヤクルト0-6阪神」(7日、神宮球場) 122試合目で最大の目標がついえた。ヤクルト・高津監督は言葉を絞り出す。「残念、非常に残念です。ローテーション、リリーフ、打順も何も固定できないできているので」。残り21試合を残しての完全V逸。要因は指揮官が一番分かっていた。 【写真】緩んだ口元 ご機嫌ぶりを隠し切れない岡田監督 今季15度目の完封負けに「今年を象徴している」と表現した。先発・高橋が初回に4失点し、打線は阪神投手陣の前にあと一本が出ない。九回には田口が2失点。「僕らは18時20分がプレーボールだった」と苦笑いを浮かべた。 固定できなかった末路に至るには、故障者続出という背景もある。「人数も回数も多かった。治りも遅かった」と言い、「毎日2軍と連絡を取り合った。編成が難しかったです」。借金は今季ワーストの20に到達した。苦悩の時間と悔しさが晴れることはないが、今はまだ前を向いて戦っていくしかない。