第93回選抜高校野球 明豊・川崎監督が意気込み 屈指の投手、対戦楽しみ きょう市和歌山戦 /大分
<センバツ甲子園> 第93回選抜高校野球大会(毎日新聞社、日本高野連主催)で東播磨(兵庫)を降して1回戦を突破した明豊は、26日第3試合の2回戦で市和歌山(和歌山)と対戦する。最速152キロで大会屈指の右腕と言われる小園健太投手(3年)をどう攻略するのか。明豊の川崎絢平監督(39)に、相手チームの印象や意気込みを聞いた。 小園投手については「1回戦の県岐阜商戦を観戦したが活躍にほれぼれした。対策を練る前に見入ってしまった」と手放しで評価。「全ての球種を操れる投手。打ち崩すには左打者がカギとなる」と指摘した。速球対策として選手には「速さに気をとられて相手が投げた瞬間に体を動かすな。ボールを長く見て目を慣れさせろ」と指示したという。 1回戦で不調だった明豊投手陣については「力みもあってどんどん調子が狂った。相手の機動力にプレッシャーを感じて修正できなかった」と分析。2回戦に向けて「前回は悪かったから次は良くなる。気持ちを切り替えて」と奮起を促す。 智弁和歌山出身の川崎監督は高校時代から知る市和歌山の半田真一監督(40)の印象を「勝負勘が鋭い」と警戒。そのうえで「今大会のナンバーワン投手との対戦は楽しみ。突出した選手がいない明豊は投手も野手も打順も変えながら総合力で勝つしかない」と話した。【辻本知大】