【RIZIN】斎藤裕「僕が出ることで超RIZIN.3に違う風を起こせる」初一本負けからファンとともに再起へ!【インタビュー】
■朝倉未来vs.平本蓮に期待するのは「勝ち負けがハッキリと分かるような試合」
――今回の試合を決めたキッカケの一つとして「さいたまスーパーアリーナの15年ぶりのスタジアムバージョンで、ずっと応援してきてくれた人たちにそういう景色を見せられるのかな」と語られていたことに、ファンを大切にする斎藤選手らしさをとても感じました。 【斎藤】ここまで選手を続けてくると、自分のためだけに頑張れなくなってくるんですね。やっぱり応援してくれるみんなに喜んでもらえるのが自分もうれしいですし、期待に応えるために自分も頑張ることができています。若い時は「俺さえ勝てればいいや」っていう時期もあったかもしれないですけど、ここまで続けられたのはたくさんの人のおかげなんですね。改めてそう思いながら試合に行きたいですし、勝ってみんなで喜び合いたいです。大みそかは皆さん忙しいので、会場に行きたくても行けないという人もたくさんいましたが、7月28日は地元の秋田をはじめいろんなところから来てくださると思うので、すごいモチベーションになっています。 ――斎藤選手はファンとしてスタジアムバージョンを体験したことは? 【斎藤】ないんです。自分は秋田出身なので、PRIDEのヒョードルvs.ミルコとかはテレビでしか見ていなくて。それでも声援がすごいなというのは伝わってきたし、そんな会場で試合ができることは格闘家冥利に尽きるというか。ファンとしても体験していない会場を選手として体験できるなんて、本当に続けてきて良かったと思います。 ――試合が決まったことは楽しみですが、一方でライフワークのラーメンは小休止ですね。 【斎藤】試合が決まってからは食べてないです(笑)。試合が終わったらまた動画をアップしますけど、今はファイターとしてのスイッチが入っていますので、ご心配しないでください。 ――今大会の目玉カードは何と言っても「朝倉未来vs.平本蓮」ですが、両者と対戦している斎藤選手としては、特別な思いがあるのでは? 【斎藤】朝倉選手とは2回もやっていますし、平本選手とも去年やっていますので、当然ほかのファイターよりは思いはあるのですが、彼らは本当に決着をつけなきゃいけない2人なので、勝ち負けがハッキリと分かるような試合をしてもらえたらいいですね。この試合の注目度は高いですが、僕がこの大会に出ることで違う風を起こせるのも間違いないですし、僕のファンの方の熱もすごいと思います。 ――また、昨年の大みそか大会に続いて長年の盟友である扇久保博正選手とそろって出場となりました。 【斎藤】こういう機会が増えてうれしいです。修斗からずっと同じ時代にチャンピオンとして戦ってきているので、思い入れはお互いにありますし、扇久保さんも今回は負けられない試合ですよね。 ――会見では普段の優しい雰囲気とは違う“キラーモード”で神龍誠選手と火花を散らしていました。 【斎藤】ピリッとしましたよね。ああいうのを見ると一気に緊張感が出ますし、神龍選手をどんどん引き出してる感じもありました。いいですよね、ストーリーも見えてくるし、会見を見た方もけっこう感情が入ったんじゃないでしょうか。 ――今回こそはそろって勝利を飾りたいですね。 【斎藤】そうですね、2人とも勝ってコラボしたいですし、できるように全力を尽くしますよ。 ●7・28『Yogibo presents 超RIZIN.3』対戦決定カード ・フェザー級 朝倉未来 vs. 平本蓮 ・フライ級 扇久保博正 vs. 神龍誠 ・フェザー級 斎藤裕 vs. 久保優太 ・59.0kg契約 所英男 vs. ヒロヤ ・バンタム級 芦澤竜誠 vs. 皇治 ・フェザー級 鈴木博昭 vs. YA-MAN