「オッペンハイマー」

　第35回アメリカ製作者組合（PGA）賞の映画部門で、「オッペンハイマー」が最高賞にあたる作品賞（Darryl F. Zanuck Award for Outstanding Producer of Theatrical Motion Pictures）を受賞した。 　PGA賞は米アカデミー賞作品賞の行方を占う重要な前しょう戦と言われており、「エブリシング・エブリウェア・オール・アット・ワンス」（2022）、「コーダ　あいのうた」（2021）、「ノマドランド」（2020）と直近3年間はPGA賞受賞作がそのままオスカーを獲得している。今年のPGA賞に輝いたクリストファー・ノーラン監督、キリアン・マーフィ主演の「オッペンハイマー」は、第96回アカデミー賞で作品賞のほか監督賞、主演男優賞など最多13部門にノミネートされている。 　なお、アニメーション映画部門はコロンビア・ピクチャーズの「スパイダーマン　アクロス・ザ・スパイダーバース」が受賞し、宮崎駿監督「君たちはどう生きるか」は受賞を逃した。 　第35回PGA賞の主な結果は以下の通り。 ▽映画部門 「オッペンハイマー」 ▽アニメーション映画部門 「スパイダーマン　アクロス・ザ・スパイダーバース」 ▽ドラマシリーズ部門 「メディア王　華麗なる一族」 ▽コメディシリーズ部門 「一流シェフのファミリーレストラン」 ▽リミテッドシリーズ部門 「BEEF ビーフ 逆上」 ▽テレビ映画部門 「ブラックミラー　ビヨンド・ザ・シー」