大相撲 横審委員長 霧島の綱とり 「来場所の成績によっては、相撲協会がそれなりに評価してくれるのではないか」 初場所は11勝4敗で失敗
日本相撲協会の諮問機関、横綱審議委員会(横審)の定例会合が25日、東京・両国国技館で開かれた。山内昌之委員長(東大名誉教授)は、初場所で綱とりがならなかった大関霧島について「多くの先輩力士たちも何度もはじき返されている、今回の土俵からさらに教訓を得て、次の場所で優勝やそれに準じる成績をもって、再び横綱にチャレンジしてほしいという期待感が出された」と会合の内容を明かした。 【写真】照ノ富士に圧倒された霧島 怪力で持ち上げられそのまま土俵外へ 昨年九州場所を13勝2敗で制した霧島は、初場所では11勝4敗で優勝次点にもならず。それでも、山内委員長は「これまでのケースも、時として場所と場所との間にやや成績が劣るような力士もいた。例えば次の場所に優勝、しかもかなり高いレベルの優勝、高いレベルのそれに準じる成績というようなことがあれば、来場所の成績によっては、相撲協会がそれなりに評価してくれるのではないかということを、私は相撲のファンとして、そういう見方もあるのではないかと解釈したい」と、個人的な見解を述べた。