能登半島地震で倒壊の7階建てビル 解体作業スケジュールにめどがたち周辺道路は年内に交通規制解除へ
元日の能登半島地震で倒壊し、横倒しのままとなっている輪島市中心部の7階建てのビルですが、公費による解体作業が進んでいます。震災発生以降続いていた周辺道路の交通規制が年内に解除される見通しとなりました。 【写真を見る】解体作業が進む輪島市の7階建て「五島屋」の倒れたビル 輪島市河井町にある漆器店「五島屋(ごしまや)」のビルは、地震で市道にはみ出す形で横倒しとなっていて、5日から本格的な解体作業が行われています。 輪島市によりますと、道路にせり出した建物上部の取り壊しが12月21日までに完了するめどが立ったということです これを受けて隣接する道路で行われてきた片側交互通行を、12月中にも解除する方針です。 ビルの倒壊では隣接する飲食店が押しつぶされ、店主の妻と長女が亡くなりました。現在、国土交通省が倒壊の原因と指摘されている杭の損傷を確認するための調査を進めています。 ビルの公費解体は2025年3月までに完了する見通しです。
北陸放送