井上尚弥、「シュガー・レイ・ロビンソン賞」の授賞式を兼ねた夕食会に出席 NYでファン殺到に同行した大橋秀行会長「感慨深い出来事」
プロボクシングの4団体世界スーパーバンタム級統一王者の井上尚弥(31)=大橋=が6日(日本時間7日)、米ニューヨークで開催された全米ボクシング記者協会(BWAA)による2023年の年間最優秀選手賞「シュガー・レイ・ロビンソン賞」の授賞式を兼ねた夕食会に出席した。井上はBWAAの年間最優秀選手に日本選手で初めて選ばれた。 【写真】うれしそうに、小学生のミット打ちを受ける井上尚弥 大橋ジムは井上と一緒に夕食会に参加した大橋秀行会長(59)の「ホテルで高校生、中学生くらいの少年多数に撮影を求められ、また表彰会場では入り口に多数のファンが待ち構えていました。会場入りするとファンが殺到して大変な人気でした! このアメリカ・ニューヨークでこの景色は感慨深い出来事でした。本当にありがとうございます。感謝感謝感謝の気持ちで一杯です。また新たな伝説に向かって突き進みます。これからも応援宜しくお願いします」というコメントを発表した。 井上は昨年7月のスーパーバンタム級初戦でWBC、WBO王者だったスティーブン・フルトン(米国)に8回TKO勝ちし、4階級制覇を果たした。12月にはWBA、IBF統一王者だったマーロン・タパレス(フィリピン)に10回KO勝ちして史上2人目の2階級4団体王座統一に成功した。 先月6日には東京ドームで行われた防衛戦でルイス・ネリ(メキシコ)に6回TKO勝ち。大橋会長が先月15日に東京都内で報道陣の取材に応じ、「私と尚弥で(夕食会に)行きます。その後は野球(ヤンキースvsドジャース)に行きます」と説明していた。7日(同8日)にはニューヨークのヤンキー・スタジアムで大リーグの試合を観戦する予定。ドジャースの大谷翔平投手(29)、先発が予告されている山本由伸投手(25)と対面するかは不明。ボクシング界と野球界のスーパースターの、ヤンキー・スタジアムでの〝共演〟が期待される。 さらに、8日(同9日)には井上が契約している米興行大手トップランクが、ニューヨークのマディソンスクエアガーデン・ザ・シアターで主催するプロボクシング興行を観戦する予定だ。 プロ戦績は井上が27戦27勝(24KO)、フルトンが22戦21勝(8KO)1敗、タパレスが42戦38勝(20KO)4敗、ネリが37戦35勝(27KO)2敗。