ＢＬＡＣＫＰＩＮＫのロゼ［写真　ＹＧ］ ​

「アーパトゥアパトゥ、アーパトゥアパトゥ！」 ＢＬＡＣＫＰＩＮＫ（ブラックピンク）のロゼが韓国の飲み会ゲームからインスピレーションを受けて作った新曲『ＡＰＴ．』が中毒性の強いリフレインとポップスターのブルーノ・マーズとのコラボレーションから力を得て国内外音楽チャートをヒットした。１８日のリリース後、韓国国内では音源サイトのＭｅｌＯｎ（メロン）・Ｇｅｎｉｅ（ジニー）・Ｂｕｇｓ！（バグス）・ＶＩＢＥ（バイブ）のリアルタイムチャート、デイリーチャート、トップ１００で１位を席巻する「パーフェクトオールキル」を達成した。２２日、Ｓｐｏｔｉｆｙ（スポティファイ）基準では「グローバルトップ５０」１位をはじめ、米国・カナダ・オーストラリアなど約１０カ国で首位にランクインした。Ｓｐｏｔｉｆｙチャートで韓国女性ソロ歌手が１位にランクインしたのはロゼが最初だ。 ピンク色の背景にロゼとブルーノ・マーズが歌ったり踊ったりしてゲームを楽しむ様子をポップに表現したミュージックビデオ（ＭＶ）は公開５日目の２３日に再生回数１億回を突破した。ブルーノ・マーズはＭＶの中で大極旗を振り、ロゼの頬キスに驚く表情を見せるなどしている。 ユーチューブ（ＹｏｕＴｕｂｅ）のショート、ティックトック（ＴｉｋＴｏｋ）などには「アパートメント（Ａｐａｒｔｍｅｎｔ）」の韓国式英語「アパート」をぎこちなく発音する外国人の動画があふれている。 世界的なポップスター、チャーリー・プースはティックトックに「アパチュ」を繰り返す動画を投稿して「永遠に私の頭の中に閉じ込められてしまった」と書いた。２０日、ブルーノ・マーズのブラジルコンサートでは『ＡＰＴ．』を一緒に歌う観客の様子が確認された。 ロゼは所属事務所「ＴＨＥ　ＢＬＡＣＫ　ＬＡＢＥＬ」を通じて「共同作業したスタッフに私が大好きな『アパートゲーム』を教えてくれて曲を作り始めることになった。その後ブルーノ・マーズが合流して曲を完成した」と説明した。ロゼはＭＶ再生回数１億回突破を受けて、所属事務所を通じて「友だちと楽しく遊んだゲームを素材にスタジオで遊び、自然に書いた曲だが、多くの人々が聞いて、楽しんでくださって感激している。ありがとう」とメッセージを送った。 大衆音楽評論家のイム・ヒユン氏は「韓国歌手が韓国語なまりの英語で音楽を出しながらポップスターまで参加させたのは変化したＫ－ＰＯＰの地位を見せる部分」としながら「１９８０年代の雰囲気を帯びたクリシェのようなメロディで強い中毒性と大衆性を引き出した」と分析した。実際、『ＡＰＴ．』は８０年代のヒット曲であるトニー・バジルの『Ｍｉｃｋｅｙ』からもインスピレーションを受けた。 この歌のヒットでユン・スイルの名曲『アパート』（１９８２）も注目を集めている。ユン・スイルは２３日、ＭＢＣ（文化放送）標準ＦＭ『ソン・テジンのトロットラジオ』で「ロゼとブルーノ・マーズが一緒にした『ＡＰＴ．』が大きな話題を集めたおかげで私の歌も逆走行中という消息を聞いた」としながら「アパートという同じテーマを持って全世界的に活動するのはとても良いと考える」と話した。