自衛隊のUH60JA多用途ヘリ（資料写真）

　陸上自衛隊第15旅団司令部は27日午前、第15ヘリコプター隊（那覇駐屯地）所属のUH60JAヘリコプター1機が26日、夜間飛行訓練で糸満市の摩文仁沖を飛行中に操縦士の誤操作で第1エンジンを停止させ、同日午後8時5分ごろに那覇空港に「予防着陸」したと発表した。 　この影響で那覇空港を利用する民間航空機4機に対し最大で10分の出発時刻遅延が生じたという。 　15旅団によると、燃料タンク内にある燃料のバランスをとるためエンジン出力を調整した際に、進行方向左側にある第1エンジンを誤って止めた。エンジンはもう1つあり、片側のエンジンだけでも飛行の安全性には問題はないとしている。 　15旅団は誤操作に至った要因は調査中とした。これまでに同様の事例は確認されていない。