大谷翔平が本拠地開幕戦でマルチ安打 真美子夫人&デコピンの前で見せた”ニューオータニ”、チーム快勝
◆米大リーグ ドジャース―カージナルス(28日・米カリフォルニア州ロサンゼルス=ドジャースタジアム) 【写真】デコピンを抱っこしながら試合観戦する真美子夫人 ドジャース・大谷翔平投手(29)が28日(日本時間29日)、本拠地開幕戦となるカージナルス戦に「2番・指名打者」でフル出場し、3打数2安打1四球の活躍を見せ、チームも快勝した。打率は3試合を終えて3割8分5厘となった。 カージナルスの先発は、15~17年に巨人に在籍して17年には最多奪三振に輝くなど3年間で31勝を挙げた右腕のマイルズ・マイコラス投手(35)。美人妻としてローレン夫人も有名だった。日本での対戦はなく、昨年5月に初対戦した際には、右前安打2本と遊飛の3打数2安打。相性はよかった。初回無死一塁の1打席目は、右翼線への二塁打。だが、ベッツが三塁で止まっていたのにもかかわらず二塁を蹴って三塁を狙い、暴走による走塁ミスでアウトになった。ベンチに戻ると、ベッツや一、三塁のベースコーチらと話し合って反省しきりだった。 2打席目では前を打つベッツが左翼へソロ。そして大谷が四球を選ぶと続くフリーマンが2ランを放ち、MVPトリオ「ベッタニマン」がつながった。4点を追う5回1死走者なしの3打席目は、マイコラスのスライダーを捉えて右前安打。打球速度113・0マイル(約181・9キロ)という強烈な当たりでマルチ安打とした。5点リード、7回無死一塁の4打席目は、空振り三振に倒れた。 20、21日に韓国・ソウルで行われた開幕シリーズでは、2試合連続で安打と打点をマークするなど9打数3安打2打点と活躍。だが、その後米国に戻ってエンゼルスと行った3試合のオープン戦では無安打に終わり、当たりは止まり、試合開始前の時点で21日の2打席目から13打席連続無安打だったが、1打席目から14打席ぶりに安打を放った。スタンドからはネズ・バレロ代理人、真美子夫人に加えて、愛犬のデコピンも姿を見せて声援を送っていた。 水原一平元通訳が違法スポーツ賭博などに関与した疑いで解雇となり、これまでの6年間組んできたコンビは突如の解散となったが、ベンチでは通訳を介さずに選手とコミュニケーションを取る新たなスタイルを見せていた。
報知新聞社