五輪開会式「最後の晩餐」連想させる演出に批判相次ぐ 組織委が謝罪
パリオリンピックの開会式で、聖書に登場する「最後の晩餐」を連想させる演出が、キリスト教を侮辱しているとの批判が相次ぎ、大会組織委員会が謝罪しました。 物議を醸しているのは、キリストが処刑される前夜をレオナルド・ダビンチが描いた「最後の晩餐」を連想させる場面です。ドラァグクイーンやトランスジェンダーのモデルが登場し、「最後の晩餐」のパロディーともとれる演出に、フランスのカトリック教会などから“キリスト教を侮辱している”と反発が相次ぎました。これを受け、28日、大会組織委員会が謝罪しました。 パリ五輪組織委 報道官 「いかなる宗教団体も冒とくする意図がないことは明らかです。もし不快な思いをさせたとしたら、それは本当に申し訳なく思います」 ロイター通信などによりますと、演出の担当者は意図について「誰かを中傷するものではなく、多様性について表現した」としています。