「事実なので間違いない」と供述（札幌・豊平警察署）

札幌・豊平警察署は2024年4月17日、札幌市手稲区に住む無職の男（25）を詐欺未遂の疑いで逮捕しました。 男は16日に、氏名不詳者と共謀して警察官になりますまして、豊平区に住む60代の女性からキャッシュカード7枚をだまし取ろうとした疑いが持たれています。 警察によりますと、16日に男らは警察官を名乗り、女性に「あなたの普通預金口座時から現金が不正に引き出されている。キャッシュカードを裁判所に送付する必要があるので、警察官が取りに行く」という趣旨のうその電話をしました。 その後、男はキャッシュカード7枚を取りに行くために、実在しない「防犯課」の私服警察官を装って女性の家を訪れました。 外出先から帰ってきた女性の夫が不審に思い、警察手帳の提示を求めたところ、男はキャッシュカードを取らずにその場から逃走したということです。 男が自ら交番を訪れたことで逮捕に至りました。 調べに対し男は「僕が詐欺未遂をしたことは事実なので間違いありません」と容疑を認めています。 警察は、男がSNS上で高額報酬をうたい実行役を募る「闇バイト」を通じて犯行に至った可能性もあるとみて、動機や共犯者について捜査しています。