とよた真帆「日本のありがたみがわかりました」“世界の壁”を知ったパリコレ・オーディションを回顧
フリーアナウンサーの唐橋ユミがパーソナリティをつとめるTOKYO FMのラジオ番組「NOEVIR Color of Life」(毎週土曜9:00~9:30)。“生きること、輝くこと、そして人生を楽しむこと”をテーマにした、トークと音楽が満載のプログラムです。各界を代表して活躍する女性ゲストが、自らの言葉でメッセージを伝えます。 今回の放送は、俳優・とよた真帆さんが出演。パリコレ出演のエピソードなどについて語ってくれました。
1967年生まれ、東京都出身のとよた真帆さん。高校在学中にモデルデビューし、パリコレクションなどに出演。1989年に女優デビュー後、数多くのドラマ、映画、舞台などで活躍中。また、芸術の造詣が深く、絵画の個展を開き京友禅の絵師として着物のデザインを手がけています。家具などの木工、手芸もこなし、DIY番組を持つなど、趣味の域を超えた活動を展開。7月31日(水)には、アルバム『WILD FLOWER』で歌手デビューを果たしました。
唐橋:とよたさんは、高校在学中にモデル活動をスタートさせたそうですね? とよた:アニエス・ベーさんが日本でショーをやることになり、日本人を使いたいという話になったのでオーディションを受けたんです。たぶん、子どもっぽかったから受かったと思います(笑)。歩きもろくにできないようなモデルだったのですが、それが面白かったみたいで。 そして「パリに来たら使ってあげるね」と言ってくれたんです。それを鵜吞みにして、次の年に実際に行くという感じでした(笑)。 唐橋:18歳ってことは、当時は高校生ですか? とよた:そうです。日本の事務所のマネージャーがついてきてくれたのですが、その年はアニエス・ベーさんがショーをやらないってことをギリギリのタイミングで知って「えーっ!?」ってなったんです。でも、それだけで帰ったらもったいないので、パリの事務所のオーディションを受けることになったんです。そこで受かりました。ラッキーでしたね。 唐橋:行動力がありますね! とよた:性格として無謀なのかもしれないので、今も何かを始めるときに怖さがないんです。だからいろんなことをやっている感じです。 唐橋:パリでは“3cmの壁”があったそうですね? とよた:私の身長は173~174 cmなんですけど、ショーに出演できるラインが176 cmぐらいで。オーディション会場のドアの上にガムテープが貼ってあって、そのラインを超えた子だけがオーディション会場に入れました(笑)。 唐橋:ジェットコースターの身長チェックみたいですね(笑)。そのときの経験で世界を見たって感じですか? とよた:そうですね。とても落ち込み、日本のありがたみがわかりました。世界の壁はすごいなって思ったし、自分のモデルのタイプが世界で通用するわけではないと知りました。なので、帰ってきてからは日本のお仕事を大事にするようになりましたね(笑)。 (TOKYO FM「NOEVIR Color of Life」放送より)