【写真：Getty Images】

　セリエAのユベントスが、マンチェスター・ユナイテッドが保有するイングランド人FWメイソン・グリーンウッドの獲得に興味を示していることがわかった。イギリスメディア『talkSPORT』が、現地時間12日に報じている。グリーンウッドの契約は、2025年6月30日までとなっており、今後の去就に関心が寄せられている。 【動画】マンチェスター・ユナイテッドの逸材が決めたスーパーゴール！ 　ユナイテッド下部組織出身のグリーンウッドは、17歳の若さで迎えた2019年3月のパリ・サンジェルマンとのUEFAチャンピオンズリーグ（欧州CL）の一戦でプロデビューを果たすと、19/20シーズンはプレミアリーグで10得点を達成。将来を嘱望された。だが、2022年1月に、強姦未遂などの容疑をかけられ、一時活動を停止。2023年2月に訴訟が取り下げられ無罪となり、昨夏にラ・リーガのヘタフェCFにレンタル移籍した。再起を誓った新天地では、リーグ戦33試合に出場して8得点6アシストを記録し、自身の価値を再び証明した。 　 　復活を遂げたグリーンウッドについて同メディアは、「ユナイテッドは5000万ポンド（約95億円）の売値を付けて、ユベントスと完全移籍に向けて交渉中」と報じた。さらに「ユベントスのライバルでもあるSSCナポリなど、いくつかのヨーロッパのクラブが獲得に興味を持っている」とも伝え、今夏の移籍市場での売却の可能性が高まっていることを報じている。 　また、グリーンウッドは訴訟が取り下げられた際、「私たち全員にとって最良の決断は、私がクラブの邪魔にならない場所で、オールド・トラッフォード（ユナイテッドのホームスタジアム）から離れてサッカーのキャリアを続けることだ」と語っており、ユナイテッドの退団は濃厚と見られている。なお、プレーの場の受け皿となったヘタフェは、再レンタルを希望しているという。グリーンウッドは、来季どこのクラブでプレーするのだろうか。