韓国・配達アプリ1~3位の勢力図、「有料化」が変えるのか
【07月06日 KOREA WAVE】韓国・配達アプリ1位「配達の民族」の利用者が先月60万人以上増えた。ただし、配達の民族が8月20日から「配達の民族クラブ」の有料化を宣言しており、利用者数の推移に変動があるか注目される。 クーパンのメンバーシップ「ワウ」で無料配達サービスを提供しているクーパンイーツ利用者数は先月も2倍近く増加した。クーパンイーツに押されて3位に下がったヨギヨの利用者は、5月に続きまた減った。 ビッグデータIGAWorksのモバイルインデックスによると、配達アプリのこの3社の6月の月間活性利用者数(MAU)は3501万1972人で、前年同期比7.4%(241万人)増えた。 配達アプリの利用者数は、今年も増加傾向を見せている。昨年、新型コロナウイルス感染のエンデミックと物価高、配達チップの負担で利用者が下り坂をたどったが、昨年12月に反騰し、以来7カ月連続で増加した。 先月、業界1・2位の配達の民族とクーパンイーツの利用者数が増える一方、ヨギヨの利用者数は減った。 ヨギヨの先月のMAUは554万8635人で、前年同期比24.8%減。今年3月に業界3位の座についたヨギヨは先月もその座にとどまった。 4月5日から配達費無料サービスを開始したが、他社でも同様の特典を提供しており、利用客の流入にはつながらなかったという。 業界では来月からの「無料配達全面戦争」により、配達アプリ利用者占有率の状況も変わりえるとの見通しが出ている。 配達の民族は3日、初の登録制サービス「配達の民族クラブ」の体験期間を終え、有料化すると明らかにした。これを受け、来月20日からはプロモーション価格の1990ウォンを払わなければ、同クラブの無料配達サービスを受けることができなくなる。同クラブは、配達の民族が先月28日に導入した無料配達登録サービスで、現在は体験期間として運営している。 配達の民族が「配達の民族クラブ有料化」を宣言すると、業界と消費者は4月から始まった「無料配達戦争」が幕を閉じるか見守っている。 (c)KOREA WAVE/AFPBB News
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