部員11人の小学生ソフトボールチームが九州大会制覇 強さの秘密と6年生引退後に訪れる危機
大谷スポーツ少年団・吉田勝真選手(6年)「監督の指導が、人に集中して、一人一人にちゃんと時間を与えて指導ができている」 細かく行き届いた指導のかいもあり、8月末に行われた別の大会でも、持ち前の堅守と投手陣の好投で、6試合を勝ち抜き優勝を果たしました。 ■”小学生ソフト”チームが減少 九州王者も来季は部員1人に 福岡県ソフトボール協会によりますと、小学生のソフトボールチームは5年前には210チームありましたが、今年は167チームに減少。 今年で創設から48年を迎えた「大谷スポーツ少年団」も6年生が卒業すれば、部員は2年生1人だけとなってしまいます。 大谷スポーツ少年団・福田應也選手(2年)「悲しい。(残り数か月)いろいろ教えてもらったりしたいです。いっぱい入ってまたやりたいっていう気持ちです」 大谷スポーツ少年団・吉田勝真選手(6年)「僕は1年生から6年生までずっとこのチームでやってきたから、まだ続いてほしい」大谷スポーツ少年団・高松佑選手(6年)「(2年の)應也が1人だったらかわいそうだし、チームがなくなることも考えたら嫌だから、しっかり学校とかで呼びかけをしていきたいです」 大谷スポーツ少年団・高木剛監督「大谷小学校の子供たちがソフトボールをできる環境っていうのは継続して、環境づくり、プレーする場を作っていくのは我々の役目だと思っていますので、そこは50年60年という風につないでいけるように頑張っていきたいと思います」 11人の部員で九州の頂点に立った大谷スポーツ少年団。 来年もチームを存続させ大会に出場することができるのか、チームは大きな岐路に立たされています。
RKB毎日放送