馬瓜エブリン、チーム最多17得点!デンソーが逆王手 士気高めた“公開練習”
◆バスケットボール女子 ▽Wリーグ 決勝第2戦 富士通62―73デンソー(14日、東京・武蔵野の森総合スポーツプラザ) 2戦先勝方式の決勝第2戦が行われ、レギュラーシーズン(RS)2位のデンソーが73―62で同1位の富士通を破り、1勝1敗とした。21年東京五輪銀メダル・馬瓜エブリン(28)のチーム最多17得点の活躍などで第3クオーター(Q)に逆転し、57―64で敗れた第1戦の雪辱を果たした。デンソーは初優勝、富士通は16年ぶりの頂点を懸けた最終戦は15日に行われる。 デンソーが気迫あふれるプレーで逆王手をかけた。第1Qは14―24と出足は苦しんだが、第2Q終了ブザーと同時に赤穂ひまわり(25)がシュートを決めて4点差。第3Q序盤に追い付き、エブリンの3点シュートで突き放した。Wリーグ史上最多7168人が詰めかけた一戦を制し、エブリンはコート上で「ありがとうございまーす! しゃあっ!」と絶叫した。 最終決戦へ、“公開練習”で士気も高めた。主将の赤穂は12得点11リバウンドと奮闘もフリースローを4本失敗。高田真希(34)の発案で試合直後に観衆の前でフリースローに挑んだ。2本とも失敗に終わったが、チームメートに励まされ、赤穂は「めちゃめちゃ気にしてはいるけど、みんなが切り替えられるように声をかけてくれた。だから大丈夫」。初優勝に導く1投へ、イメージを深めていた。 (林 直史)
報知新聞社