米スペースＸの宇宙船「クルードラゴン」で打ち上げられ地球を周回中の米実業家ら２人が米東部時間１２日早朝、民間人として世界で初めて船外活動を成功させた。スペースＸ提供写真（２０２４年　ロイター）

Joey Roulette　Gerry Doyle [ワシントン １２日 ロイター] - 米スペースＸの宇宙船「クルードラゴン」で打ち上げられ地球を周回中の米実業家ら２人が米東部時間１２日早朝（日本時間同日午後）、民間人として世界で初めて船外活動を成功させた。 宇宙遊泳を行ったのは電子決済会社シフト４創設者ジャレッド・アイザックマン氏（４１）とスペースＸの技術者サラ・ギリス氏（３０）。それぞれ約１０分間、高度約７３０キロの宇宙空間で活動した。 アイザックマン氏は船外に出た後、「家に帰れば、やるべきことがたくさんある。でもここから見ると、地球は完璧な世界に見える」と語った。 同氏は２０２１年のフライト同様、今回の「ポラリス計画」でもスペースＸに資金を提供している。 宇宙遊泳はライブ配信され、スリムな宇宙服が披露されたほか、クルー・ドラゴンのキャビンを減圧するプロセスなど最新機器のテストなども行われた。