三菱eKクロスEV 長期テスト(4) アイミーブと2台持ち インタビュー
アイミーブと2台持ちだと……?
今回取材させていただく三菱eKクロスEVのオーナー。わたしとキャラ丸かぶり!? な坂部裕さんは少し変わっている(褒め言葉) 【写真】細やかなカスタムに驚く! 坂部さんインタビューの現場から【詳細写真】 (24枚) 今年1月の納車と同時に、三菱アイミーブ(13年落ち)も買ったのだ。 話をさらにさかのぼる。坂部さんは戸建てを新築した。そのときにV2Hを導入した。EVがぐっと身近になった。 検討した結果、生活環境(クルマを使うのは主に近場の買い物と子どもと公園にいくこと)に合ったクルマは日産サクラか三菱eKクロスEVのどちらかだと考えた。 日産と三菱、両方のショールームに話を聞きにいった結果、三菱にした。 理由は2つあった。 ダイナミックシールドは車格に対して強すぎるなとは思ったものの、日産サクラの樹脂パーツの面積の大きさと比べた結果、上質感は三菱eKクロスEVだと思った。 ボディカラーをナチュラルアイボリーメタリック(有料色)にしたのは、やっぱり以前取材させていただいた久保田さんと同じで「EVでござい」と主張したくなかったからだという。 もうひとつの理由は、アイミーブを三菱がずっと前から作っていた。その姿勢に賛同した。 あ、アイミーブも買っておかなきゃと思った。 は?
なんで軽のEVを2台持っているのか
なぜアイミーブを買ったかというと、10年後のeKクロスEVのバッテリー状態を予習しておきたいと思ったからだ。 一般的に充放電を繰り返したEVのバッテリーは「ヘタる」。購入した13年おちのアイミーブも例外なくヘタっていたけれど、航続距離から察するに10kWhくらいは残っていた。 アイミーブがあることで、eKクロスEVの未来を予測しつつ、また、eKクロスEVのバッテリーの減り/走行距離を押さえられるという算段だ。 はあ、なるほどな……。 eKクロスEVのグレードはPにした。運転にあまり慣れていない奥様も乗られることから、安全支援が充実した「P」にした。 普段は近所のお買い物や、通勤など、あまり距離が遠くならない程度に使っている。充電は自宅でおこなう。 いちばんの遠出は、往復180km。途中で充電をいちどした。普段の出先の充電は主に公園。子どもと遊びながら、というスタイルだ。 驚くのは坂部さんの手による細やかなカスタマイズだ。