山本由伸、メジャー1年目でWS制覇 PS通算2勝0敗、防御率3.86と本領発揮「最高の形で終れた」
ワールドシリーズ第5戦 ● ヤンキース 6 - 7 ドジャース ○ <現地時間10月31日 ヤンキー・スタジアム> メジャーリーグのワールドシリーズ(7回戦制)第5戦が30日(日本時間31日)にニューヨークで行われ、大谷翔平選手(30)と山本由伸投手(26)が所属するドジャースがヤンキースを下し、今シリーズの対戦成績を4勝1敗とし4年ぶり8度目のワールドシリーズ(WS)制覇を果たした。 ドジャースは最大5点ビハインドを背負うも、攻撃陣が猛反撃を見せ大逆転。1点リードの9回裏は、第3戦に先発したビューラーが無失点で締め、山本は大谷らとベンチからマウンドへ駆け寄り、歓喜の輪を作り喜びを分かち合った。 試合後には今季4度目となるシャンパンファイトが行われ、山本は「最高です」と笑顔。「チームメイトのみんなに感謝したいです。誰かが欠けていたら勝てなかった試合もたくさんあったので、全員で勝ち取った勝利だと思います」と激闘を振り返った。 昨オフ、オリックスからポスティングを利用し12年総額3億2500万ドル(約495億円)の大型契約でドジャース入り。レギュラーシーズンでは右肩痛の影響で約3ヵ月間戦列を離れ、18試合の先発で7勝2敗、防御率3.00の成績に終わった。 それでもポストシーズン(PS)で本領発揮。初登板となったパドレスとの地区シリーズ初戦こそ3回5失点でノックアウトされたものの、ダルビッシュ有と投げ合った第5戦で5回無失点の快投を見せPS初白星をマークした。メッツとのリーグ優勝決定シリーズ第4戦では5回途中2失点と力投しチームのリーグ優勝に貢献。ヤンキースとのワールドシリーズ第2戦では7回途中1失点の快投を披露し、日本人投手では2007年のレッドソックス・松坂大輔以来2人目となるワールドシリーズでの白星を手にした。 先発陣に交渉者が相次ぐ中、ポストシーズンは4試合に登板し2勝0敗、防御率3.86をマーク。レギュラーシーズンでは一時離脱したもののチームのWS制覇に貢献し「濃い、充実した1年でした。最後こうやって最高の形で終れたのでよかった」と振り返った。
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