バレエ「白鳥の湖」オペラ座公演をIMAX認証カメラで撮影、7日間だけ劇場上映
パリ・オペラ座で今年6月に上演されたバレエ「白鳥の湖」が、IMAXにて11月8日より全国公開される。バレエがIMAX認証カメラで収録されたFilmed for IMAX作品としてスクリーンにかけられるのは、これが初めて。 【動画】「パリ・オペラ座『白鳥の湖』IMAX」予告編はこちら 同作は、世界的なバレエダンサーとして活躍したルドルフ・ヌレエフが振付、イザベル・ジュリアンが監督を担ったもの。このヌレエフ版は王子の深層心理に光を当てた作品で、王子ジークフリートの家庭教師であるヴォルフガングの正体が、悪魔ロットバルトだという特徴を持つ。ヴォルフガングは王子を指導することを通して支配し、破滅へと誘う存在だが、彼らの師弟関係は愛情にも近い特別な絆として描かれる。 白鳥オデットと黒鳥オディールを演じるのは、韓国出身でオペラ座では初めてのアジア人エトワールのパク・セウン。ジークフリート役にはエトワールのポール・マルク、ヴォルフガング / ロットバルト役にはドキュメンタリー「未来のエトワールたち パリ・オペラ座バレエ学校の一年間」への出演経験を持つプルミエ・ダンスールのパブロ・レガサが起用された。 YouTubeでは予告編が公開中。なお同作はIMAXスクリーンで上映され、観客はオペラ・バスティーユ劇場で公演を鑑賞しているような体験や、時には自身が群舞の中で踊っているかのような没入感を楽しめるという。 「パリ・オペラ座『白鳥の湖』IMAX」は、7日間限定で上映される。配給は東宝東和が担当する。 (c)Natalia Voronova