カツ丼チェーン「かつや」が女性からも愛される理由。明確な4つのポイントとは
②家族が満足しやすく、シェアしやすいこと
二つめは、ボリューム度のあるかつ丼として「カツ丼(松)」があること。80gのロースが2枚に卵が2個使われて作られたカツ丼です。重さを量ってみたところ、800g超えでした。 家族でのテイクアウトにも便利。例えばたくさん食べたい夫や、1人分は食べ切れない子どもとシェアをしたい場合に活躍してくれるのです。 かつやはテイクアウトニーズが非常に高く、忙しい時や疲れた時に喜ばれる料理。低価格カツ丼が家族の味方になることは間違いありません。
③220円のとん汁(大)がおいしい
続いては、とん汁がたっぷり量でおいしいということ。かつやを運営するアークランドサービスホールディングスは、「ごちとん」という豚汁定食専門店をグループに持っているのをご存じでしょうか? つまり豚汁へのこだわりは並大抵ではなく、企業ノウハウを活用しておいしい豚汁を提供できているのです。かつやのとん汁(大)は220円と大容量でコスパも良く、一度飲めばファンになる人も多数いるそう。 温かい汁物をたっぷり飲めることは、スープ好きな女性のニーズもしっかり満たしてくれているのです。
④100円割引券が節約願望を満たす
最後の理由は、100円割引券の威力によるもの。 これは500円以上のお会計の際に配布され、500円以上の会計時のみ使用できるサービスで、期限内には繰り返し利用できるのが魅力になっています。 性別で一概には語れませんが、日々の食生活で少しでも節約をしたいと願う女性は少なくないはず。 この割引券を活用すれば、カツ丼(梅)は516円に。ハンバーガーセットやカフェでのお茶よりも安くなる場合が多く、頼れる選択肢になることは容易に想像ができます。 かつやは世代や年齢の枠を広げてますます人気になりつつあります。気になる人は自分の目と舌で確かめてみても良いかもしれません。 <文・撮影/食文化研究家 スギアカツキ> 【スギアカツキ】 食文化研究家、長寿美容食研究家。東京大学農学部卒業後、同大学院医学系研究科に進学。基礎医学、栄養学、発酵学、微生物学などを学ぶ。現在、世界中の食文化を研究しながら、各メディアで活躍している。女子SPA!連載から生まれた海外向け電子書籍『Healthy Japanese Home Cooking』(英語版)好評発売中。著書『やせるパスタ31皿』(日本実業出版社)が発売中。Instagram:@sugiakatsuki/Twitter:@sugiakatsuki12
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